学力向上タイトル プログラム教育と人口膾炙

千里 九「1年生技術研究授業ではフローチャートを習った。朝の行動のフローチャート:寝る→目が覚める→時間を確認する→(NOなら)もう一度寝る・・・・。これは人口に膾炙している。」

 美術1

 美術2

 美術3

生徒作品 下書き(写真1)

生徒作品 家紋のデザイン1 (写真2)

生徒作品 家紋のデザイン2 (写真3)

 技術家庭科 教科書 ~美術&技術は体験してなんぼ~ 

  九中では、わかる授業を目指して研究授業をおこなっています。2月18日に技術、2月19日に美術をしました。美術は1年7組、技術は1年5組。授業担当者はいつでもどこでも初々しい蛯名Tと加藤Tです。終了後、授業内容について教育委員会の方からもアドバイスをいただきました。

 プログラムによる計測・制御(技術)2月18日研究授業があった。今年度3回目である。研究授業とは、他の先生の前で自分の授業を発表する場であるので、その日に向けて入念な計画をたてる必要があるが教材も話し方もふだんどおりである。が少し小道具を用意した。

 授業を行ったのは1年5組。ふだんから明るく朗らかなクラスであるが、ふだんどおりで・・・と言っていたら生徒達は普段どおりだった。ふだんどおりでなかったのは「私」だった。授業が始まると生徒たちの後ろに多くの先生たちがい並ぶ。緊張する「私」。すごいプレッシャーだが、生徒に悟られないよう平静を装う。

 さて、今日の授業は技術家庭科「フローチャートを理解する」である。まず小道具を出す。小道具とは5.5合だき炊飯器だ。結構重い。今も使われている炊飯器だ。それから、50年前の炊飯器を見せた(これは家庭科準備室に眠っていた骨董品を発掘した)この古い炊飯器から新しい炊飯器になるまでに50年かかったことを説明した。生徒「へー。」どう新しくなったかというとタイマーがついた、炊き方がプロになった・・・。生徒たちに今から100年後の未来では、機器はどうなっているかも考えてもらった。子どもたちは、ドラ○もん型炊飯器、空飛ぶ車・・・色々なことをいってくれた。それを作るためには今よりももっと高度なセンサー、コンピュータが必要になる。もしそれらが完成しても中身であるプログラムがないと動かない。そこでプログラムだ。全ての機械を正確に動かすためにはプログラムが大切なのだ。そこで今日は身の回りの行動をプログラミングしてみようぜ、という授業をすすめたのである。次週は実際の炊飯器のフローチャートを考える予定だ。

 家紋を製作する(美術) 1年7組の生徒たちは、1学期2学期を通して靴のデッサンやポスターカラーを使ったパッケージデザインなどの平面的な作品作りを行ってきた。その中で見て描く力、発想・構想したものを絵にする力を身につけてきた。中学校での立体分野での授業は初めてだが、心配はしていない。

 浮き彫りのもつ効果について理解することも今回の授業のポイントである。先生はさっさのさと指先を使いiPadを操作しスライドを映し家紋を製作するうえでの説明をする。彫刻刀の名前を復習し、浮き彫りについて理解を深めた。説明を聞いたら実践だ。下書きを書く(写真1)。次にずれの無いように彫刻刀で彫っていく(写真2,3)。一生懸命自分が作った家紋。立体感を出せ。意識して彫ると立体に見えてきた!危ない使い方をしている者はいないか、目も光らせる。手の前に彫刻刀は置かないのだ。見学の先生方も目を光らせていた。「先生分かりません」という生徒には任せておけ!こう彫ればいいと技術的なアドバイスをおくった。完成が楽しみだ。 

未来に生かそう この技術&美術 教科担当