6月22日 192号 一意専心!研究授業 ~音楽&社会~
「いいね リコーダーアンサンブルの響き」
千里 九「音楽室に聖者の行進が登場した。ド・レ・ミ・ファ・ソの5音だけで演奏できる偉い曲だった。」
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音楽:”聖者の行進”の工夫(写真1) |
社会:西アジアの映像 (写真2) |
社会:まずは西アジアの国(写真3) |
~音楽&社会 研究授業~ 九中では、わかる授業を目指して研究授業をおこなっています。6月19日に音楽と社会を実施しました。音楽は1年4組、社会は1年3組。授業担当者は新進気鋭の梅野Tと中井Tです。終了後、授業内容について教育委員会の方からもアドバイスをしていただきました。
一意専心:聖者の行進(音楽)
研究授業とは、他の先生の前で自分の授業を発表する場であるので、その日に向けて入念な計画をたてる必要がある。一意専心!ひたすらひとつの事に心を集中する。お二人の先生は子ども達が理解出来る授業を目指し集中したのだった。
さて、授業を行ったのは1年4組。今日の授業は「班で工夫して作ったオリジナル聖者の行進を発表しよう」である。授業で演奏した「聖者の行進♪ 」は、ド・レ・ミ・ファ・ソの5音だけで演奏できる。聴いてウキウキ楽しくなる曲でアルトリコーダー2重奏のアンサンブルであった。生徒たちは今までの授業で、班で誰がどのパートを担当するのか、誰が演奏開始の合図をするのか、自分たちの班はどんな「聖者の行進」にしたいか、強弱、音色、速度、アーティキュレーションなどはどうするのか、などを十分思考し練習してきた。イメージした曲の内容は画用紙に色や絵などをつけて大きく書いた(写真1)。とある班は♪ジャズみたいにキレよく演奏する♪。曲のイメージが明確になったところで、”発表会”がスタートした(上写真)。それぞれの班は緊張して当然!オリジナルの「聖者の行進」を堂々と発表していった。
担当者「聴いている人は、奏者に体をむけ目と耳と心で演奏を聴いて。その班が表現したい音楽を感じ取り、演奏後は奏者に大きな拍手を送って欲しい。音楽を表現してつくりあげ、アルトリコーダーを演奏する”喜び”を感じて。」演奏後大きな拍手がわきおこった。
一意専心:鉱産資源による経済成長(社会:地理的分野)
今日の1年3組は、西アジアと中央アジアである。「さあ、みんな、西アジアや中央アジアと聞いて何をイメージしますか?」で授業は始まった。手があがる。「石油王」、「イスラム教」などなど、みんなよく知っていた(写真2)。カタールについても”語る”。まずは西アジアの国名を調べた。地図帳を使い、周りの人たちと「この国どこだろ~」といって一生懸命探す(写真3)。その後今日のキーワード「石油」について考えを巡らした。
担当者「・・・さて、石油から何をつくり、何に使っているのかな?」ガソリン、服、プラスチックなど、身の回りのものは結構石油からできていることを知る。西アジアの国々は石油を輸出し得た利益で、社会に大きな変化をもたらせた。ここから映像で語る。世界一のビル、世界一の噴水、世界一の無人電車・・・。ドバイには世界一がいっぱい。先生の話に吸い込まれいく生徒。だが西アジアの国々は、将来石油資源の枯渇を見込んでいた。「今は流通・金融・観光の都市発展を目指しているんだぞ」、とポイントを押さえて授業は終わった。
一歩ずつ ステップアップ ドレミファソ♪