学力向上タイトル 「立体と色彩表現と人口膾炙

千里 九「今日は1年生で研究授業があった。美術では色、技術では立体を習った。年をとってからでも役に立つ内容だ。ほら1年生から年をとれば、一生になる。一生のおつきあいになる授業だと、人口に膾炙(かいしゃ)していって欲しい。」

研究授業 美術1

研究授業 美術2

 研究授業 美術3

今日は何を学ぶ美術室(写真1)

色味・補色について学ぶ (写真2)

教科書P49 色相環(写真3)

 研究授業 技術 ~美術&技術は体験してなんぼ~ 

  九中では、わかる授業を目指して研究授業をおこなっています。今日2限の授業は美術、3限が技術でした。美術は1年5組、技術は1年3組。授業担当者はいつでもどこでも初々しい蛯名Tと加藤Tです。終了後、授業内容について教育委員会の方からもアドバイスをいただきました。

 色彩マスターになろう(美術)。 いきなりだが目立ちたいファッションをしたいなら、紫のシャツに黄色のパンツをはけばよい。着こなしのセンスは難しいし似合う人は少ないだろうが・・・。めだつことは確かだ。これは、デザインにおける捕食!食べてはいけない着るのだった。補色の関係にあるので人目をひくファッションとなるのだ。補色の関係とは、色の代表的な色相を系統的に環状に並べると向かい合った位置にある色のことをいう。・・・さて、今日の美術の授業(写真1)では、主に色彩が大切だよを念頭に置き授業がすすんだ。決められた構成を12色の色相で分割・彩色する「12色相環」の説明をする(写真2)、白と黒のグラデーションで明度を表す「明度スケール」、任意の純色の鮮やかさのグラデーションで彩度を表す「彩度スケール」の三種類の作図及び彩色も行った。色相、明度、彩度の基本的な知識を身につけ、作図やポスターカラーでの平塗りでの彩色を通して、用具の使い方や効率的に美しく作業を進める力を身につけることができたら・・・うれしいな。資料集P49(写真3)には、今日の授業が説明してある。赤をずっと見ていると、あらら、緑色が欲しくなる。クリスマスの色がそうだった。いちごも。色相環が理解出来れば、一生使える技術となる。 

 いろいろな方法で立体を表そう(技術)。 技術の単元は、「いろいろな方法で立体を表そう」―等角図の描き方を知る―だった。材料などを使用し、作品を製作する際には正確な図面が必要になる。製作を進めていく中で、製図の基礎を理解できていないと組み立てることも難しい。今日の授業では、設計をしよりよい作品を作るためには製図が必要不可欠となることをわかって欲しかった。そのために、立体の3要素「奥行き」「幅」「高さ」を意識させることに重点をおいた。基本的な技術を体験してね、である。班ごとに用意をした段ボールでつくった立方体を描く。L字型の立体にも挑んだ(写真左上)。立体を平面で表すには等角図を確実に理解しなければならない。複雑な立体の製図を描くことも必要だ、そうやって初めて立体を三次元的に理解できるようになるのだ。立体の空間把握は得意な生徒にとっては、(大人でもそうなのだが)ああそうなのかと理解できるのだが、苦手な生徒は(大人でもそうなのだが)なんで、こうなるの頭の中が???となる。でも心配はいらない。繰り返し繰り返し頭の中に描き、図を書きことで理解できるようになる。この製図法をマスターすれば、一生使える技術となる。

未来に生かそう この技術&美術 教科担当