学力向上タイトル 「シャトルランと体育と人口膾炙

千里 九「シャトルランでは、非公式だがサッカー選手の長友が375回を出して、ギネス記録?と注目を浴びた。だが、シャトルランはスポーツテストなのでギネス記録はないというのは人口膾炙(かいしゃ)している事実だそうだ。」

 シャトルラン1  シャトルラン2  シャトルラン 記録用紙

 シャトルラン計測する時間(写真1)

シャトルランスタートの時間(写真2)

シャトルラン記録する時間(写真3)

シャトルラン

 体育・・シャトルラン物語   

 文科省による新体力テストの目的は、子どもの体力が低下している状況にかんがみ、国が全国的な子どもの体力の状況を把握・分析することにより、子どもの体力の向上に係る施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。とあります。 種目は、反復横とび、持久走、20mシャトルラン、50m走、ハンドボール投げ等があります。このうち持久走と20mシャトルランはどちらかを選択しておこないますが、九中ではシャトルランを選択しておこなっています。

 20メートルシャトルラン 体力測定の方法である。往復持久走とも言う。20m間隔に引かれた線の間を電子音に合わせてひたすら往復していく。九中生は1年生から3年生までおこなっているが、上級生になるほど体力は向上している。3年男子の最高記録は135回だった。昨日の4限目1年4、5組の体育はシャトルランだった。体育委員の号令!もとの隊形に集まれ!が体育館に響く。で一斉に生徒達が戻る。前になれ!びしっ。指先まで伸ばし隊形を整えた。きびきびした動きのなか教科担当の石田Tが今日の授業内容を説明した(写真1)。「今日は、新体力テストのひとつとしてシャトルランをおこないます。シャトルランは全身持久力を見るもので、電子音のタイミングに合わせて20m間隔の距離をどれだけ走れるかを測定する・・・。では、各自記録用紙に目標を記入してください。自分の目標と結果がずれてもかまいません。結果は、自分の体力を知るきっかけにできる。しんどくなったらやめていい。走り終わったら、すぐに座らない。心臓がゆっくり動くまで歩くこと。女子は、88回、男子は125回を超えれば、10点です。」

 シャトルランスタート 二人ペアとなり、前半と後半に分かれて走る。一人は記録係だ。ルールは1回間に合わなくてもOK、連続で2回間に合わなければ、その時点で測定終了となる。スタートラインに女子と男子が一列に並んだ。電子音が鳴った。前半のグループがスタートする(写真2)。電子音の合図の間隔が長いような感覚になるが、実際長いのだ。開始当初は、折り返し時間の間隔が長いが約1分ごとに短くなっていく。余裕な顔の人も30回を超えるあたりから、一人、またひとりと終了していく。電子音についていけなくなり、2回連続で線にタッチできなくなったのだった。

 だんだんペースがあがっていき50を超えたあたりからキツくなってくる。ここからは自分との勝負だ!もう限界…!と思っても、あきらめない九中生!50のラインを超えたのは、男子が10人、女子が4人となっていた。終了した生徒から頑張れ!と励ましの声が飛ぶ。「頑張れ!」「まだ行ける!」10点のいただきを目指す。80回!一人残った女子が終了し拍手が沸く。120回!一人残った男子が終了しまた大きな拍手がおくられた。120回の記録を残した生徒「汗がとまりません。目標は80回(写真3)だったので、120回走れて嬉しいです。」

中学時代の体力向上は、生涯の健康への第一歩