学力向上タイトル 「主体的な学び ~主権者教育の充実~

千里 九「今朝の朝刊 自衛隊の南スーダン国連平和維持活動(PKO)を巡り、防衛相の国会答弁が波紋を広げている。」

 スーダンはここ

タブレットを持つ 

 話合い

そう!ここが南スーダンだ(写真1)

タブレットを使って (写真2)

PKO派遣につい議論 (写真3)

 ここ数日、自衛隊の南スーダン国連平和維持活動(PKO)を巡り新聞テレビの報道が白熱しています。今まさに3年の社会科では「日本の平和主義と国際貢献」を学んでいるところです。2月14日、わかる社会科を目指し3年1組で研究授業を実施しました(下写真)。PKO活動について

  平和主義と国際平和 後悔”させない授業を担当者は準備し”公開”した。準備したのはタブレット。タブレットにはPKOの歴史や、南スーダンにPKOを派遣するにいたったニュースやら、ここ半年の情勢やらやら、衆院予算委員会での南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報などをめぐっての防衛大臣の答弁映像などを仕込んである。

 授業が始まった。机間巡視をしながら教科担当者の人差し指がタブレット上を滑走する。火曜日でも”スィースィ”(写真2)だ。まずは日本国憲法の三原則を聞く。ここで日本の平和主義についてを引き出す。だから自衛隊は専守防衛、もちろん海外では活躍できない。1991年湾岸戦争のおり、日本はお金を出すが人を出さないと批判された。日本は国際貢献しないのか?やるべきだ!そこで日本のPKO(国連平和維持活動)が法制化された。現在、物資の輸送、道路整備など・・・発展途上国の方々に喜ばれている。パワーポイントを見る。だが紛争の起きている地域への派遣は危険ではないのか?

 日本の国際貢献 担当者「現在のPKOの活動について考えよう。自衛隊は今”南スーダン”で活動している。南スーダンはどこだ。ここだ。(中略)自衛隊の海外での活動の幅が広がっているのはわかった。今まで確認した話をもとに現在の自衛隊のPKOへの参加について班で議論してください(写真3)」

 自衛隊の派遣について?(・平和主義をかかげているのに、他国に干渉するのは矛盾している。・家族が自衛隊員だったら心配。・感染症とか日本に持ち込まれないかが心配。・危険が大きい。スーダンは日本にとって関係ない国だから行かなくていい。・支援することで発展途上国と先進国との経済格差が少なくなる。・今、自衛隊を派遣しておけば、日本が何かあった時に助けてもらえる。・世界にいいことしたら日本のイメージも改善されるから賛成。日本の安全にもつながる。給料はなんぼもらえるんやろ。)意見を言うのは自由だ。

 タブレット上を人差し指が動いた。ニュース動画を見る。今から半年前2016年6月には南スーダンで治安が悪化、死者もでた。”駆けつけ警護”についても触れた。2017年2月7日、戦闘か?武力衝突か?日報が見つかる。もう一度自衛隊の活動について班で話し合った。(・自衛隊員が武力もたないで物資を支援するのは、危険。・駆けつけ警護でスーダンは落ち着くのだろうか・・・。)PKOについて決めるのは政治家。その政治家を選ぶのは君たち。自分の意見を持ち政治参加していくのはもう、3年後だ。

 政治参加していくのはもう、3年後だ。  教科担当