問題 都道府県  本題  地図帳を使って

iPad:使用のルール(写真1)

iPad:とにかく触る(写真2)

iPad:調べてみよう(写真3)  

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が延長され、その行く末も気になるところですが、九中で現在気になるのは、国の GIGAスクール構想(一人一台タブレット)により、豊中市に配置していただいたタブレット端末です。「タブレットを使ってどんな授業が工夫できるのか?」、今日も九中のどこかの教室でタブレットは令和の文房具として、学び方改革を推進しています。都道府県チェック

 つかみはiPad都道府県調べ

 GIGA スクール構想により九中生ひとりひとりに1 人 1 台タブレット端末が整備された。ICT を活用した学び方改革を九中ではすすめている。最初はとまどっていた九中生はスマホ世代、なんといっても「Z世代」である。Z世代とは日本では1995年ぐらいから2012年頃に生まれた世代を指す。「令和の文房具」は今日も九中2年生の教室で机上にひろげられた。

 前回のテストで日本の都道府県の位置があいまいな生徒が少なからずいた。それを是正するのが、今回のiPadミッションである。某アプリを起動した。このアプリは、地図に現れた都道府県を4択を使って答える。答える速さも点数化され正解ポイントと速さポイントの合計で競う。都道府県名が身体で反応できればしめたものだ・・・中国地方の地図が現れた。■の県名は?〈▲岡山 ♦島根 ●愛媛 ■鳥取〉タイムアップ!正解は■鳥取県だった。♦島根県と勘違いした人が9人!ここは間違いやすいところ。9人はあらためて鳥取県を確認した。授業の導入はiPadで痛快に通過した。また間違えてしまいそうな時は、こう覚える。「島根」の「根」と「鳥取」の「取」を組み合わせて、「ねっとり」県と覚えると良い。島根が左で鳥取が右だ。こうして前頭葉は刺激され、本日の本題に入る。 

 環太平洋造山帯・・・

 都道府県調べで授業のつかみは掴んだ。ではタブレットは横に置いといて。今日の本題は「造山帯と安定大陸について特色を理解する」であった。大型モニターに世界地図が投影される。教科担当者が赤ペンを画面上に走らせた。「ここ!この赤い線上に共通することは何か、考えてみよう」1組の生徒達は考えた。「色が濃い」「茶色が多い」「山脈」期待していた答えを受けて「そう、この赤い環は高い山が連なっていることがわかるね。太平洋を環が連なることから、この赤い環を環太平洋造山帯と呼びます」地球の表面は巨大な岩盤(プレート)がいくつか集まってできているのだ。授業はアルプスヒマラヤ造山帯におよび、安定大陸について特色を理解していった。鳥取県と島根県の位置も。

 教科担当者「都道府県の位置や名前を把握していることは、これから日本の各地を詳細に学習していくとき必要最低限の知識になるのはもちろんですが、社会に出た後も、社会常識として必要な知識です。しかし、テストに出題をして覚える・・・。では学習に楽しさがないばかりか、一時記憶となってすぐに忘れてしまう恐れもあります。そこで、iPadを活用したゲーム形式を取り入れ、折に触れ都道府県の知識の定着を図っていこうと思います。」   

  脳より先に 指動く タブレット