学力向上タイトル 「九中の発展と税の作文

千里 九九中3年生が『税についての作文』に挑んだ。そこで、女子2名が多くの応募作品の中から入選した。」

 教科書

 豊中市の財政

表書状

公民教科書P160(写真1)

豊中市の財政 (写真2)

賞状と記念品(写真3)

 税金です。3年生はもう習いました。教科書P160「国の収入を支える税と国債」(写真1)です。1、2年生にとっては身近な税といえば消費税ですが、安倍晋三首相は8%から10%への消費税増税を、2019年10月にすると決めました。増税によりすべての商品が値上がりしてしまうと消費が伸びません。つまり景気が悪化すると考えたのです。将来の日本のことを考えたら10%にあげるべきだという声もありますが、消費が落ち込まないことを優先しました。そこでIR(カジノ法)でしょうか?表彰15日未明、衆議院本会議で採決され賛成多数で可決されました。IR推進法が成立し、税収増を国は見込みます。

 豊中市の財政状況 歳入は大きく「自主財源」と「依存財源」に分けることができる。自主財源とは、地方自治体が自主的に収入できる財源であり、地方税、分担金・負担金、使用料などなどである。自主財源の比率は財政基盤の安定性を測る尺度となるため、一般的にこの比率が高いことが望ましいのだが、豊中市は自主財源が歳入の半分以上を占めているのだ。歳入の金額は、1,466億9百万円。半分近くは市民税や固定資産税、軽自動車税などの地方税が占めた(写真2)。(参考:豊中の家計簿 平成27年版)。社会保障費を含め「税」があってこそと言っても過言ではない。

 そこで全国納税貯蓄組合連合会さんである。中学生を対象に、めざせ!内閣総理大臣賞ということで「税の作文」を全国から募っておられる。内容が税に関するものであれば、何でもよい。税のしくみや使われ方などについて、家庭や自分の周囲で日常体験したことや見聞きしたこと、あるいは税の申告や納付のこと、学校などで学んだ税について感じたことなどを原稿用紙3枚に書くのである。今年は豊能地区で2799編の応募作品が集まったそうである。その中で2人が、「豊能税務署長賞」と「優秀賞」に選ばれ(写真3)、校長室で立派な賞状と記念品をいただいた(写真右上)。

 豊能税務署長賞 作文 そのひとつを要約した福薗さんの作文が、こちら。「私は先日夏休みの宿題で裁判所に行きました。傍聴したときは感じなかったのですが、裁判は税金でまかなわれていることに気がつきました。もし裁判がおこなわれなければ、町は犯罪であふれ、被害を受けた人は賠償もしてもらえません。裁判一つとっても社会に与える影響は計り知れません。裁判以外にも国会、地方の議会、役所や警察など税金が使われているものは、毎日の暮らしでは当たり前すぎて気がつきにくいですが、これがあるから私たちは普通に生活ができます。(中略)
 ・・・税金には他にも意味があることを知りました。それは富の再配分です。所得税などは累進課税といって、収入の多い人ほどたくさんの税金を払います。・・・公共事業やサービスを受け取る際は平等なので、分配されているといえます。私はまだ税金を納めていませんが、社会人になって所得を得たら納税します。税金が高いとか、無駄遣いが多いと思う時も来るかも知れませんがその時は原点にかえって本来の税金の役割について思い出そうと思います。」

 あったほうがいい作文力。九中生の今、できること。・・・思いを伝える。文をつくる。書くのが楽しくなる。それが九中の発展につながる。I LOVE SAKUBUN ❤ →作文の書き方はこちらをクリック

 税は誰かの仕事でできている きゅうちゃん