学力向上タイトル 「いいね パイプオルガンの響き

千里 九「ブロックくずし?が音楽室に登場した。1970年代後半流行した反射型ゲームの1つなのだがいいのだろうか。」

 フーガト短調

社会研究授業 

 資料集

フーガト短調の可視化(写真1)

社会 研究授業 (写真2)

資料集 日本とアメリカ (写真3)

研究授業音楽

音楽&社会 協働学習~ 

  九中では、わかる授業を目指して研究授業をおこなっています。6月14日に音楽、6月21日に社会をしました。音楽は2年3組、社会は3年7組。授業担当者は新進気鋭の鹿間Tと増田Tです。終了後、授業内容について教育委員会の方からもアドバイスをしていただきました。

 フーガト短調(音楽)6月14日の研究授業である。研究授業とは、他の先生の前で自分の授業を発表する場であるので、その日に向けて入念な計画をたてる必要があるが教材も話し方もふだんどおりである。今回はICTを用意した。

 授業を行ったのは2年3組。さて、今日の授業は「フーガの特徴をとらえ、パイプオルガンの響きを味わおう」である。今まで授業で聴いていた冒頭にあるなじみの旋律(主題)が、実は曲中何度も繰り返し登場していたということをCDを聴いて確認する。音で確認したところで…今回はこんな小道具を用意した。音楽を可視化した映像だ(写真1)。歌詞はない。ソプラノ♪アルト♪の音色が緑、オレンジで現れる。音に合わせて流れる4色の帯・・・まるで昔のゲームのような・・・そう、ブロック崩しだ。生徒達はこのゲームを知らない世代だが、興味津々だった。この映像を使って主題が繰り返し登場する様を再度確認する。次は、全曲を通して主題が何回登場するかを数えた。まずは音だけで。さて、何回だった?「5回」…「8回」「9回」「10回」「11回」「12回」意見が分かれる。ここで先ほどの映像に再登場いただく。最初の主題と、後から登場する主題、形が同じだね・・・。同じ形を数えるんだよ・・・。視覚的な情報があると確認がとりやすいのだ。班で協力して数を数え映像の最後には「おおお~~~」と歓声が上がった。最後に今回の学びをまとめた紹介文を書いて授業は終わった(写真 左上)。

 アジア・太平洋での戦争(社会) 今日の3年7組は、歴史!「戦争 日本とアメリカの関係」その行き詰まりを確認させたい!が、今日の目標だ。授業の内容を知識だけで捉えるのではなく、できごとの背景まで考えさせたい。担当教諭は、時にオーバーアクションを使った。生徒が積極的に発言できるよう、それで?で?だから?なぜ?のマシンガントーク!の質問攻めである。日中戦争の長期化の中での日本の動きや、その結果、アメリカとの対立を深めていく過程を理解させていく(写真2)。

 先生の話に吸い込まれいく生徒。黒板には大陸の地図が描かれる!追い詰められる日本。日本が南進政策をとるに至った理由が具体的に地図に書き込まれた。質問攻めに追いつめられる生徒たち。考えろ!ポイントはここだ!吠えた。資料集だ(写真3)。ここは可視化したほうが理解が進む。歌詞はもちろんなくお菓子もない。音楽の授業でも修学旅行でないのだ。さぁ、資料集P167を開けて見よう。日本とアメリカとの関係の円グラフだ。日本が中国と戦争を継続するには資源が必要だ。だが、鉄も石油もアメリカ頼みだということが資料集のグラフからわかるだろう。南進する日本にアメリカは警戒感を強める!日本の野心を見抜いたアメリカがとったその行動は・・・想像してごらん。

期末テストは来週月曜日から 教科担当