学力向上タイトル 「新体力テストの目的は子どもの体力向上

千里 九「外周54~56cm、重さ325~375gのハンドボール、握って投げるのは結構難しい。」

 全力をつくす。 ハンドボール投げ3   ハンドボール投げ1

50m走2

50m走1

握力

 

 今日は新体力テスト(スポーツテスト)の日。文科省によると新体力テストの目的は、子どもの体力が低下している状況にかんがみ、国が全国的な子どもの体力の状況を把握・分析することにより、子どもの体力の向上に係る施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとあります。 運動場では、お日様がお休みし雲が優しく見守る中、”投げて、走って、握って(握力 写真下右)”を測定しました。ハンドボール投げ

 ハンドボール投げ 測定の方法を説明する(写真上左)。直径2mの円の中に立ち、ステップを踏み決められた方向にハンドボールを投げる。蹴ってはいけない。円周の内部であれば、自由に動くことができるので、ステップを踏んだり、助走をつけながらハンドボールを投げてもかまわないが、円周の線を投げるときや投げた後に踏んでは・・・・・ファールとなるので気をつけよう。試技は2回、良い方を記録として採用する。中学校2年男子の平均は約20mだ。ふだん扱い慣れていない外周54~56cm、重さ325~375gのハンドボール(写真上中)を投げるのは結構難しい。

 まずは2年生男子から。投げた!いった。20m!25m!次々と記録していく(写真上右)。おおおおおー39m! 誰だ?ハンド部だ。やるっ。おおおお!野球部が限界を超えた。40を超えた。男子の計測ラインは40mまでしかない。計測できないのでメジャーで(図・測・量)る。41mだった。やはり※餅は餅屋やである。 ※餅は餅屋 素人では専門家にかなわないということのたとえ。

 50m走 50m走は、スタートが全てと言っても過言ではない。5月13日上海であった陸上男子100mで桐生選手が抜群のスタートを切るも、惜しくもフライングと判定され、”えっ”となったがそこまで切れのいいスタートはいらない。だが、スタートさえ上手くいけば1秒は短縮できるのも確かだ。新体力テストの結果は、順番をつけるものではないが、走るかぎりは1秒でも速く走りたいもの。スターター「位置についてよーい どん!」大きな声で合図する(写真下右&中)。スタートダッシュから中間疾走、そしてラストスパートと全員が全力で走り切った。7秒6!8秒1!計測タイムが次々記録されていく。おっと6秒7が出た。風はやや向かい風。追い風ならよかったのに・・・。力も学力も伸びる時期がくる。体や頭を動かし続けることが追い風を呼ぶのだ 。明日は、明日の”追い風”が吹く。

中学時代の体力向上は、生涯の健康への第一歩