学力向上タイトル 「新体力テストの目的は子どもの体力向上

千里 九「子どもの頃の運動は生涯にわたって影響を与える。私を嫌いになっても運動は嫌いにならないで。」

準備体操 

腹筋

 反復横とび

立ち幅跳び 用意

立ち幅跳びジャンプ

立ち幅跳び着地

 昨日は九中新体力テスト(スポーツテスト)の日。文科省によると新体力テストの目的は、子どもの体力が低下している状況にかんがみ、国が全国的な子どもの体力の状況を把握・分析することにより、子どもの体力の向上に係る施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとあります。 体育館では、”起き上がって(上写真中)、横とびて(上写真右)、立ち幅跳びって(下写真3枚)”を測定しました。上体起こし

 憲法第13条と運動  第13条は、「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、・・・、最大の尊重を必要とする。」とある。だから、運動しない自由も尊重されるのだよ、と思うのはちょっと違う。なぜなら、子どもの頃の運動が生涯にわたって影響を与えるからだ。子どもの頃に定期的に運動していた人は、中年になってがんや心臓発作などで死亡するリスクが減るという調査結果もある(米ヴァンダービルト大学:Sarah Nechuta女史)。適度な運動は汗をかいて新陳代謝を促す。運動は、将来の自分への(透視・闘志・投資)なのだ。

 立ち幅跳び 立ち幅跳びは、身体をバネにして水平方向にパワーを発揮しつつ、助走をつけずにその場から前方にどれくらいの距離を飛べるかを計測する。中学2年生の平均は、男子で197cm、女子で170cmだそうだ(H28年)。ハンマー投げの室伏選手は、この種目で360cmの記録を持つ。どんな筋肉をしてるんだか?上には上がいるものだ。

 立ち幅跳びのライバルはもちろん室伏選手ではない。ライバルは昨日の自分、昨年の自分である。より遠くへ。それが将来の自分の健康につながる。その第一歩は腕の振りにあった。思い切り良く手を振り、膝を曲げせーの。軽くしゃがんで両手を振り子のよう2、3度振ってから、えい!とんで、とんでとんで・・・♪斜め上50度くらいにとぼう。記録を伸ばすには空中で背中をそらし”く”の字に曲げるといい。結果は人それぞれだが、すべて九中生は体育の時間を中心に身体を鍛え、自己の健康に対して最大の尊重を必要とするのは確かだ。

 担当教諭「体育委員、委員長を中心にみんな一生懸命取り組めていました。中学の時に培った体力は将来の宝物となります。今後もたのしく運動していきましょう。」

中学時代の体力向上は、生涯の健康への第一歩