学力向上タイトル 「ハンドボール投げと体育と人口膾炙

千里 九「ハンドボール投げでは、ハンマー投げの室伏広治選手が成田高校時代に行われた体力テストのハンドボール投げで65m以上を記録したことはあまり人口膾炙(かいしゃ)されていないが、事実だそうだ。」

 ハンドボール  体育 ハンドボール投げ  ハンドボール投げ2

 ハンドボール投げ(写真1)

ハンドボール投げ説明(写真2)

ハンドボール投げ計測(写真3)

ハンドボール投げ3ハンドボール投げ物語 

 文科省による新体力テストの目的は、子どもの体力が低下している状況にかんがみ、国が全国的な子どもの体力の状況を把握・分析することにより、子どもの体力の向上に係る施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとあります。 種目は、反復横とび、持久走、20mシャトルラン、50m走、ハンドボール投げ等があります。今日は、雲ひとつない雨上がりの青空がさわやかな九中上空に向かってハンドボールを投げました(写真左)。

 ハンドボール投げとは 体力測定の方法である。直径2mの円の中に立ち、ステップを踏み決められた方向にハンドボールを投げる。蹴ってはいけない。円周の内部であれば、自由に動くことができるので、ステップを踏んだり、助走をつけながらハンドボールを投げてもかまわないが、円周の線を投げるときや投げた後に踏んでは・・・・・ファールとなるので気をつけよう。試技は2回、良い方を記録として採用する。中学校2年男子の平均は約20mだ。ふだん扱い慣れていない外周54~56cm、重さ325~375gのハンドボール(写真1)を投げるのは結構難しい。

 ハンドボール投げスタート 今日の4限目2年2、3組がハンドボール投げだった。担当教諭「今日は、新体力テストのひとつとしてハンドボール投げをおこないます。最初に各班長が指示をしてランニング、準備運動、補強運動をおこなってください(写真2)。」授業は協働学習のウォームミングアップから始まった。ウォームアップ後、ハンドボール投げについてのルール説明、投げ方についてのコツが先生から生徒達に伝授された。何を隠そう担当教諭はハンドボールの専門家であった。ということはハンドボール投げのプロである。若いころは室伏選手級の60mを投げたそうだ。 担当教諭「親指と小指を中心に強く握るのがポイント。左腰左肩を投げる方向に向け、左足左腰左肩の順で回転して投げれば距離が出る。今日の結果で自分の力を知り、来年度に向けて1mでも遠くへ投げよう。」 

 まずは2組から。3組がファールかどうかの確認、ボールを拾い、記録の測定をおこなった。記録がなんぼであっても応援するのは仕事だぜ。2組の生徒が1回目投げた。投げる生徒に声援がとぶ。拍手!投げ終わったらパチパチが運動場に響く。応援されると2回目に記録が伸びるから不思議だ。 

 声援がとぶ「東京まで飛ばせ!」(転校した友達のとこまでらしい)「限界を超えろ!(35mの線までしか引いていないが)」20m!25m!投げた!行った。記録されていく(写真3)。おおおおおー36m!限界を超えた。 ハンド部の生徒(センター)だった。やはり※餅は餅屋やである。 ※餅は餅屋 素人では専門家にかなわないということのたとえ。

中学時代の体力向上は、生涯の健康への第一歩