10月16日 24号 「家庭科部と学力と中間テスト」
中間テストが終わった!
千里 九「台風26号がやってくるか、くるかと思っていたら・・九中の中間テストのためにそれてくれた?無事テスト終了。で、テスト後のお昼にC棟からにおいがやってきた。おなかをくすぐるとてもいい匂いが・・・ふふふ。」
~家庭科部 WITH 保護者~
新学習指導要領 家庭分野の目標は・・・
「衣食住などに関する実践的・体験的な学習活動を通して、生活の自立に必要な基礎的・基本的な知識及び技術を習得・・・、課題をもって生活をよりよくしようとする能力と態度を育てる。」とあります。
つまり、家庭科をマスターすれば生活ができる、渡る世間は鬼ばかりを渡っていけるということです。いわゆる不器用と感じている人は、丁寧(ていねい)な作業が苦手。それは、なぜかというとイライラするから。調理なら、手順通りやることが面倒になってくる。途中で投げだしたくなる・・適当でいいや。家庭科のPOINTはその逆。ていねいにすることで、出来あがる料理に美が生まれます。手を動かしていたい気持ちにかられる。(左上写真)これが集中力!中学生の時に手先を動かすことは、学力向上です。将来の老化防止にもつながります。で、家庭科部です。
家庭科部の時間
C棟1階どんつきは調理室であった。今日のクラブ活動は、保護者meeting&cooking&eating、家庭科部の活動内容を保護者に知っていただこうと顧問が企画した。今日の調理のメニューは「オムライスとクッキー」である。レシピは生徒がすべて考え、顧問の大野Tがちょっぴりアドバイスをした。
ポイント オムライス-ニンニクを入れる。卵にマヨネーズを少々入れて、ふわふわ感を出す。クッキーは、卵を使わないのがミソ。ヤクルトを使ったクッキーである。(夏、ヤクルトの工場見学に行った事を参考につくります)
調理 まず、ごはん、鶏肉、たまねぎ、ニンニクを炒める。ケチャップまぜると真紅のごはんの香りがうーんデリシャス。栄養学的にいうと、ニンジン、ピーマンを入れたらさらに、よかったなと、大野Tの目が口ほどにものを言う。
オムライスのライスは出来上がった。残りはオムである。(右写真)フライパンに油をひく。卵(マヨネーズ入り)をフライパンに流す。フライパン一面が黄金と化した。ここからが勝負どころである。卵が固まる前に、フライパンを前後にふりつつ菜箸でささっと混ぜる。ゆする。半熟の状態!ふわっとしたところで、ごはんに乗せる。大野Tと保護者の方が使った道具を洗っていく。汚れたところを拭いていく。そうだ。料理のうまい人は、片付けながら掃除していくという・・・・?ふつうやろ。料理しながら、片付けるだ。
完成 出来上がった。保護者の方「家では、まったく料理のお手伝いをしないのに。」「はじめてクラブの様子をみさせてもらって、よかったです。家庭科部というと、もっとしんみりとやっていると思っていたら、わきあいあい、楽しくやっているので安心しました。」部員全員で「いただきまーす」。
とある部員の一人「アンパンマンオムライスです。」(右写真)食べるのがもったいないくらいの作品だった。そういえば、アンパンマンは、砂漠で餓死寸前の人に自分の顔を食べさせる。さらに迷子になった子に食べさせふらふらになる。40年前、アンパンマンの絵本が世に出たときは、大人からはさんざんの評判だったらしい。それが、絵本は6800万部、映画も25作つくられ、子ども達の圧倒的な支持を集めるようになった。アンパンマンオムライス達は、家庭科部のおなかにおさまり、調理室に幸せが訪れた。やなせさん、やすらかに。享年94歳。
今を生きることで 熱いこころ燃える
だから君は行くんだ微笑んで。
やなせ たかし