日々の練習 日々の練習   表彰

剣道部:輪になって練習(写真1)

剣道部:竹刀を交えて練習(写真2)

剣道部:表彰(写真3)

 剣道部    新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大阪府に4度目の緊急事態宣言が発令中ですが、夏休み中のクラブ活動は感染防止対策をして継続いたします。さて、東京オリンピックでは日本選手の活躍が目を見張りました(メダル獲得の皆さんおめでとうございます)。目を見張るといえば剣道部です。この夏、剣道部は逆境のなか豊能地区代表の一校として、府の大会に男女団体戦、女子個人戦で出場を果たしました。剣道部 

 大阪大会へ 「剣道は日本に昔からある武道で競技人口は200万人に及んでいます。試合で勝つ以外にも級や・段をとるなどの目標をもつことができます。男女一緒のクラブですが、だからこそお互いに仲良く活動することができています。稽古は厳しい時もありますが、自分にまけないように部員みんなで努力しています」と剣道部はクラブ紹介をしている。

 剣道部の日々の練習は厳しいが、今年の剣道部の夏は特に厳しかった。コロナ禍の夏にくわえ、防具をつけ「剣」の道に熱中すると熱中症の危険性が待っている。しかも、剣道は発声を伴う種目のため、稽古中もマスクの着用が義務化されている。面を付けるときも樹脂製のシールドとマスクを併用するので普段以上に大変な環境であった。が、逆境をバネに輪になり(写真1、2)、稽古に取り組んできた。そしてその”成果”をためすべく、盛夏のなか全国大会大阪予選に出場したのである。「自分で考える」、「本気でやる」を合言葉に・・・。  

   剣道はひとりじゃない ~大阪大会個人・団体出場・豊中総体A女子個人 準優勝~

 セミが見ーん見ーん、めーん、めーんと声援をおくる中、剣道部は7月26、27日の大阪大会に出場した。男子は強豪校と対戦し大将戦までもつれたが力及ばず敗退した。次は女子だ。ここで負けるわけにはいかない。「男子の分まで頑張らねば」の思いで試合に向かった。先鋒は豊能大会個人準優勝の3年生だ。ここでペースをつかみたい。しかし、相手校も負けるわけにはいかない。熱戦の末先鋒が惜敗し続く次鋒も・・・。中堅の3年生が負けると「敗退」が決まってしまう。ここは中堅がなんとしても止めなければならない。試合が始まった。一進一退の攻防、九中が若干攻め勝っている。いけるか!いった。見事な面が決まった。中堅は立て続けに面を決めて二本勝ち、副将につないだ。副将は2年生だが思い切りの良い剣道をする。ここも面が決まり両校スコアが並ぶ。勝敗の行方は大将戦に・・・大将戦は引き分ける。勝敗は代表者戦に委ねられた。相手校は大将の3年生がそのまま代表者として選ばれた。九中は実績のある先鋒を代表者として送り込んだ。試合の始まりは九中ペースだ。しかし、試合が進むにつれて相手のペースが上がってくる。両者勝負をかけた激しい面の打ち合いの末、審判の旗が相手校にあがった。

 8月7日には引退試合である豊中総体があった。豊中総体Aの部女子個人戦で3年生が準優勝し有終の美を飾ることが出来た(写真3)。8月9日の引退式(左上写真)、部長が最後に後輩達に語りかける。「剣道のクラブは一人ひとりで戦っているけれども一人ひとりじゃない。みんなで輪を作っているのがクラブだと思う。その輪はみんなでつくっているから輪が壊れないように今まで頑張ってきた。これから、1年生、2年生みんなでその輪を高めていって欲しい」。

 顧問「剣道は気力が大事ですが、部長の話を聞いて今更ぼくが言うようなことは何もなかった。3年間での生徒の成長を実感しました」

セミがミーン 皆が支える 剣道部