サツマイモの畝  トマト  株をとる

 網張って”芋のつる”を上に。(写真1) 

収穫を待つフルーツトマト(写真2) 

苺の株をとる細かい作業(写真3) 

 夏野菜の季節 へ出かけよう  本物の味は違う

  多くの蝉が一斉に鳴きたてる夏です。ミーンミーン見てや。見てないと虫にやられます。だから夏の畑は虫との戦いです。できるだけ、農薬を使わずに育てたいので作物を防虫ネットでくるんで(下写真)、少量ずつたくさんの種類を植えることで同じ虫が大量発生しないように工夫しています。今日の園芸部の様子です(写真1,2,3)。

園芸部 畑

 苦節3年 園芸部 園芸部 土を耕し 夏が来た~

  現在園芸部の畑に植わっている作物は、①ダイズ(エダマメ)②ラッカセイ③モロヘイヤ④ツルムラサキ⑤サツマイモ⑥青ジソ⑦ショウガ⑧アスパラガス⑨サトイモ⑩ネギ⑪キュウリ⑫フルーツトマト⑬メロン⑭イチゴ・・・どうだ、まいったか!ぐらい豊富だ。 

 ここまでの道のりは長かった。1年目→ここはもともと日当たりが悪い。伸びた木の枝がひろがりさらに日当たりが悪くなっていた。木の根も入り込んでいたので開墾作業から始めた。しかしこの年はキュウリにウリハムシが大発生するなど、ほとんどの作物は失敗に終わった。 

 2年目→土が固いので堆肥や腐葉土を入れて土を柔らかくする。役に立つのが去年の記録だった。連作障害を考えて植え付けをおこなう。やった!メロンは成功。しかし一番大きなメロンくんはアライグマに食べられてしまったのが悔しい。トウモロコシやキュウリはカラスにやられた。虫対策だけでなく、鳥や獣への対策の必要性を感じた。

 3年目→自家製の腐葉土などを入れたので、土はかなり柔らかくなり、作物はかなり元気に育つようになっていった。鳥、獣対策として、防鳥ネットをはってある畝に実ものを植えた。防鳥ネットがない畝にはラッカセイやイモ類など土の中にできる作物や葉物の野菜を植える工夫を凝らす。虫対策としてさらに防虫ネットでくるんだ。。アライグマが虎視眈々とメロンを狙う。被害にあう前にどれだけ収穫できるか・・・できるだけ熟してから収穫したいのだが園芸部としては悩むところだ。

 1年生部員大募集中 遅くない 今から来てね 園芸部~

 今年は少しずつたくさんの種類の作物を植えている。同じ虫が大量発生しないようにするためだ。畑の周りには植物を食べるバッタや甲虫→それらを食べるクモなどの肉食性の虫→それらを食べるトカゲなどの動物と食物連鎖の生態系が広がる。自然の力を借りながら大量に収穫できなくても、自然の恵みを少しずつ味わうことができればいいな。日々顧問は悩み思う。もうひとつ悩みがあった。

 実は園芸部にはまだ、1年生が入部していない。もし、この夏、帰宅部で何かクラブを考えている人がいたら・・今からでも2学期からでも、園芸に興味があれば見学に来てください。勝敗を競う活動とは、また一味違った楽しみのあるクラブが園芸部だ。

 顧問 「土を耕し、肥料を入れ、苗を植えて、水やりをし・・・と植物を育てるのにはたくさんの労力と時間がかかっています。だからこそ、収穫の喜びがあります。ときにはせっかく作っても、あと少しのところで他の動物に取られたり、嵐で倒れてしまったり、害虫の被害にあったりすることもあります。頑張ったから報われるともかぎりません。でもそういう経験も必要なのかもしれないとも思います。『すべての物事は”自分”中心に回っているわけではない。』ということを自然から学ぶことで人は謙虚になれるのではないでしょうか。」 

ミニトマト 一粒の重さを かみしめて