植物のインテリア作り  次の作物や土づくりの準備 竹林の間伐 

 園芸部:インテリアづくり(写真1) 

園芸部:次の野菜くり準備(写真2) 

園芸部:竹の間伐(写真3) 

 コロナ禍第三波が到来し、冬休みのクラブ活動も公式戦をのぞき自粛です。今はがまんの時です。さて、冬休み前がまんをして活動をしていたのが園芸部でした。園芸部では秋野菜の収穫をおこない、植物を使ってのインテリアづくり(写真1)次の作物や土づくりの準備(写真2)をすすめていました。また正門周辺の美し木「イロハモミジ」の日照を守るため一肌(ひとはだ)脱いでくれたのです(写真3)。(本文は園芸部通信11,12月号参考)九中竹林

 秋野菜の収穫 園芸部 土を耕し 秋野菜~  

 安納芋である。登校再開からの準備、夏の酷暑で芋の収穫はあまり期待できなかったのだが、小さめの芋が収穫できた。1か月ほど熟成させると、とても甘くなる。シイタケである。2年前に台風で倒れたコナラを原木に菌糸を植え付けた。虫の被害に合わず収穫できたのはただ一つ。とても貴重な収穫だった。収穫物は、豊作のときも、そうでないときも大切に育ててきた作物なので、みんなで分け大切に持って帰る。収穫物は平等に分けるのが園芸部だった。

 次の冬や春に向けて、フダンナ、ホウレンソウなどの葉物野菜の植え付け、ランナーから育てたイチゴの苗の植え付け、タマネギやネギの苗の植え付けも行う。落ち葉を集めて腐葉土をつくる準備もおこなった。

 顧問「今年は畑の準備の取り掛かりも遅くなり、夏の暑さも非常に厳しく、大丈夫かな・・・と心配させられましたが、いろいろ秋の実りを楽しめました。地道に世話を続けることはとても大事なことですね。」

 九中雑木林の維持 ~モミジを助けろ 竹林の間

 A棟の工事中であまり目にすることはなかったが、今年も正門付近の築山のイロハモミジがとても美しく紅葉した(左上写真)。50周年記念誌の航空写真を見ると、どの木も大きく成長し、園芸部の畑は林の中に埋もれそうな・・・。特に築山にはカエデやコナラなど雑木林の木々がたくさんあるが、南側の竹林の勢いが旺盛でどんどん築山の方に進出している。そこで普段竹を間伐してくださっている用務員さんの助けを借りて、園芸部でも竹の間伐に挑戦したのだった。地上から1mくらいの所に印をつける。竹が狙った方向に倒れるようにロープをかけてから竹を切る。竹の直径の3分の1を先に切り込み(受け口)、その後、反対側に切れ込みを入れていく。ロープを引っ張る人、竹を切る人、お互いの息が合って協力しなければ竹の間伐はできない。そうして、見事竹が倒れたときの気分は格別だった。

 顧問「竹を倒したときは達成感でいっぱいです。今回はイロハモミジの日照を邪魔している5本を切り倒し、枝を払ってゴミに出せる状態にしました。そのついでに竹の一節分を切り取って、竹筒の花入れをつくりました。『協力しよう~』と言わなくても、切りやすいようにお互い竹を抑え合っている姿がとても印象的でした。自然から学ぶことはたくさんあります」

倒れるぞ モミジの邪魔を 切り倒し