3000人の吹奏楽ポスター  豊能地区合同バンド  フィナーレ

パンフレットより(写真1)

豊能地区の演奏が始まった(写真2)

フィナーレ(写真3)  

 日曜日はロシアワールドカップサッカーに全国が注視しました。アフリカの強国セネガルに2度にわたりリードを奪われながらも追いついた日本!大いに沸いたのですが、実は前日の6月23日(土)京セラドーム大阪が大いに沸いていました。第58回「3,000人の吹奏楽」が開催され(下写真)、音楽に恋している♪(写真1)ということで九中吹奏楽部もこの晴れ舞台を踏みました。豊能地区の合同バンドは、池田市、豊中市、箕面市の小中学校21校約800人で構成され、出場チーム最多人数を誇りました。 (写真撮影:校長 栗林聡明) 3000人の吹奏楽

 準備万端リハ。緊張感。

 2時過ぎドームに向かう中央線地下鉄の車内は混み始めていた。心斎橋を過ぎたら満員電車状態だ。乗客の会話が聞こえてくる。「この時間この混み様・・今日は、何でこんなに混んでるんだ」「ドームで野球でもあるんじゃないか?」「いや野球の雰囲気じゃない」小さい子からお年寄りの方まで年齢層は幅広い。そう野球ではなかった、と教えたい。老若男女のみなさん、第58回3000人の吹奏楽♪を目指しているのだった。

 その頃九中吹奏楽部は、朝から大変だった。本番当日、朝早くから地下鉄に揺られ9時過ぎには京セラドーム大阪に到着していた。「何でそんなにはやいの?」実は本番前にリハーサルがあるのだった。

 迎えた素敵な本番。一体感。 顧問

 ドームは満員御礼!第10景 豊能地区合同バンド800人がグランドに立つ。曲が始まった。タイトル名は「好きだ!」。いろんなことがある思春期真っただ中。不安を抱え、進む道に迷い、何かに焦る。そんなとき、自分が自分であるために、音楽、吹奏楽、仲間が支えてくれる。支えてくれた音楽やたくさんの方々に感謝の気持ちを込めて「好きだ!」「みんながみんな英雄(写真2)」「浪漫飛行」「糸」の4曲を演奏していった。最後に「LOVE MUSIC FOREVER」の人文字が浮かび上がる。九中生は、「FOREVER」の一つ目の「R」を担当し「糸」のメロディーに乗せて約60人で完成させる。終了後、ホッとする顧問が3塁側にいた(右写真)。

 中学生のしっかりとした演奏、小学生の元気な唄と振り付け、一年生による光の演技と、練習を通じても一番の演奏、演技で締めくくる。残るはフィナーレのみ。リハーサル通りに光のページェント(写真3)も感動的に終了・・・・。言葉にできない一体感が球場を包み込んだ。もう半端ない。

 吹奏楽部は7月15日には「新田南祭り」、25日は豊中市サマーブラスフェスティバル、26日は箕面自由学園でハッピーコンサートに出演する。コンクールは今年も地区大会はシードで、8月10日の大阪府大会に向けての練習が本格化する。コンクールに出場出来るのは50名のため、校内オーディションが行われる予定である。結構厳しい。選ばれるためにも練習をおこたらない。

 顧問「いろんな行事の中でも『3000人の吹奏楽』は、一番大好きなイベントです。フィナーレの『さよならマーチ』で、低温花火が轟音を上げ、終演を迎える。毎年花火に驚いたあとの、やり終えた気持ちでいっぱいの生徒の表情が大好きです。それぞれの生徒の胸には、感動と思い出が刻まれたはずです。感ずるべきものに感ずる人間であって欲しいですね。来年度も本校吹奏楽部は『3000人の吹奏楽』に参加いたします。また来年、大きな感動を生徒たちの胸に刻み込めたらと、これからも日々の練習に取り組みたいと思います。」

胸熱く 君のメロディー 夏が来る