円陣  ドリブル  サッカーテント

ぐるぐる円陣(写真1)

見事なパストラップ!(写真2)

 作戦中 ハーフタイム(写真3)  

  蹴 男子  豊中総体 サッカー部「夏物語」です。頼れる3年生が豊中市総合体育大会A部門で3位の成績を収め華々しく引退しました。7月下旬からスタートした豊中市総合体育大会B部門では、いよいよ2年生を中心とした「自分たちの代へ」が好調な船出を飾っています。さて、舞台は8 月4日の豊中市立第八中学校グラウンドでした。青空とサッカーボール

 豊中総体B部門 

  予選リーグ現在は2勝、本日の試合に勝利すれば決勝トーナメント進出(ベスト8)である。相手は守備に定評のある豊中市立第八中学校だった。強豪チームを倒してここまで勝ち残っている。なんとしても、今日の試合で勝利し決勝トーナメントで3年生の雪辱を晴らしたい。そんな想いで試合に臨んだ。 

 キックオフは第二試合なので選手たちは各自アップを始めた。1年生も試合の展開によっては大抜擢もあり。出場機会ありと言ってある。1年生はパス回しでボールをつなぐ練習だ。2年生はブラジル体操からドリブル練習、そして「とりかご」と呼ばれるパス練習をおこなっている。皆非常にリラックスしており緊張感は感じられない。むしろ公園で親友とゲームを楽しんでいるような明るい雰囲気がここにはある。この明るい空気感こそが、九中新チームの強さの根幹なのかもしれない。

 決勝トーナメントへ ~蝉時雨 かき消すシュートの 砂煙~

 アップを終了した。午前10時いよいよ八中との試合が始まる。選手たちはグラウンドに整列し大きな掛け声とともに一礼をしグラウンドへ飛び出せ青春し、手をつないでグルグル全員で旋回しだした(写真1)。もちろんカゴメカゴメ♪はしないはず。むむっ?これは新チームの円陣だった!最後に全員が中心に向かって掛け声「龍波(覇)!」とともにジャンプし着地する。見事に決まった。笑顔の選手一同。よし、いける。

 まず九中は西側コートを守り、東側へ攻め込まなければいけない。ところが今日は折からの強い東風(こちかぜ・あちかぜ・だめだぜ)で砂塵は舞いボールが流される。砂嵐しかも相手は守備に6人を配置する。鉄壁のガードで固めているためなかなか突破口が見当たらない。どうする?だが試合開始10分後、敵陣を貫いたサイドクロスからのパスをトラップ(写真2)、フォワード選手がゴール!まずは先制点を収めた。歓声にわく九中メンバー。その声は大音量の蝉の声を、一瞬掻き消すほどであった。「蝉時雨 かき消すシュートの 砂嵐(右写真)」九中ペースで試合は展開し相手ゴール前で一生懸命にパスをつなぎ、二点目をゲットし、ここで前半戦終了となった。作戦タイムだ(写真3)。 

 後半戦はサイドを入れ替えてキックオフ。左サイドからのパスを見事に決め三点目を奪った。ところが、気持ちにゆるみが生じたか隙ができたか、あっという間に攻め込まれ1失点!九中はまだ3対1なのに、肩を落とし意気消沈の選手たち・・・。このままではまずい。

 まずい流れを断ち切ったのが九中左ウイングだった!華麗なドリブルとフットワークで、またたくまに敵陣へ攻め込みトップ選手にパスをつないだ。シュートが決まる。試合はそのまま九中ペースで運び勝利する。ついに決勝トーナメントへの切符を手にしたのであった。新チームの暑い夏はまだまだつづく!

明日へと つながるパス 連綿と