Challnging Spirit  部長のタイマー  新チーム発足

卓球部 合い言葉(写真1)

 部長の証 タイマー(写真2)

 新チーム発足(写真3)  

 速報!8月10日、吹奏楽部が大阪大会で金メダルを獲得、3年連続関西進出を決めました。

 男子  男子卓球部3年生最後の「夏物語」です。3年生の練習の集大成となる豊中総体団体と個人戦が8月初旬に行われました。結果は決勝トーナメントに進めませんでしたが、個人では2回戦進出者続出です。全員初心者で素振りから始めた3年49期生も、いつしか「白い球 魂込めて 振りかぶる」選手となりこの日を迎えたのです。部長・副部長

 常に上を目指す

 吹奏楽部おめでとう。常に上を目指す。九中男子卓球部も同様である。上を目指しチャレンジする心を忘れたらあかん!チャレンジングスピリットが卓球部の合い言葉だ(写真1)。 3年生最後の大会が豊中総体男子団体戦だった。8月5日に行われたこの大会は男子卓球部3年生にとっての引退試合でもある。試合は4つのリーグに分かれ、各リーグの上位1位のみが決勝リーグに歩を進める。1リーグに4~5校だ。一見決勝リーグ進出は楽な道のりのように見えるが、そうではない。各リーグには豊中トップ4校がそれぞれ1校ずつ配置されている。ここは強い。決勝リーグに進むためにはその1校を倒す必要があった。九中にとっては狭き門である。『狭き門』といえば、フランスのノーベル文学賞受賞者アンドレ・ジッドが書いた小説がある。彼は言う。”平凡なことを、毎日平凡に実行する。これをすなわち非凡と呼ぶ。”九中生は毎日練習に取り組んだ。非凡さをみせようぜ。

 初戦の相手は豊中市立第十一中学校に決まった。豊能地区屈指の実力を誇る学校と、いきなり”素敵”な勝負だ。この試合に勝てばリーグ突破も夢ではない。試合はやってみなければわからん。格上の学校が相手でもいつもの練習より声が出た!いつもの練習より足が動く!『日々の練習で積み上げてきたものを全て出す!』そんな非凡さが伝わってくる。気持ちを込めた1球が、ひとつ、またひとつと相手から点を奪う。点を重ねるたびに仲間の顔が輝く!声が踊った!自分の試合でなくても、自分の試合のように応援に気合いが入っていた! 

 新チーム発足 卓球は人間を磨き卓球は人間をつくる(水谷準)~

 結果として3年生は予選敗退だったが3年間のすべてをぶつけたのだから、後悔は無い。生徒たちの試合に対する姿勢と成長した姿に心打たれた。「卓球は人間を磨き卓球は人間をつくる」のだ。

 8月8日に新しい2年生部長が初めて部活をリードする。タイマーを持っているのは部長の証だ(写真2)。時間を決めて後輩たちに細かく練習メニューの指示をする(左上写真)。当然なのだがまだあまり慣れた感じはしない。3年生が抜けた穴をとても大きく感じているようだ。しかし、3年生も1年前は同じだった。部員たちがどうしたら集中して練習してくれるか、どうしたら技術が向上できるか。先輩がいなくなってからそんな試行錯誤の毎日が始まった(写真3)。それが彼らの成長を促す。九中男子卓球部の受け継ぎはまだ始まったばかり。

 顧問「3年生はみんなとても仲良しで、仲間のことを本当に思いやれる子たちでした。引退後に彼らの練習が見られないのはとても残念です。しかし、彼らも次のステップに進まないといけませんからね。3年生には『引退後もみんなで支え合って、励まし合って受験を乗り越えてほしい』と伝えました。」

白い球魂こめて振りかぶる過ぎる盛夏と新たな心