園芸部看板  きゅうりの収穫  トマトの収穫

 園芸部看板&”セミの抜け殻”(写真1) 

収穫を待つきゅうり(写真2) 

収穫をしたトマト(写真3) 

 夏野菜の季節 へ出かけよう。多くの蝉が一斉に鳴きたてる夏です。ミーンミーン見てや。園芸部の看板にセミの抜けがらを見つけました。夏の畑は虫との戦いです。できるだけ、農薬を使わずに育てたいので作物を防虫ネットでくるんで、少量ずつたくさんの種類を植えることで同じ虫が大量発生しないように工夫しています。7月の大雨で大量の土が流されたので下旬に腐葉土を足しました(下写真)。土入れ作業

 園芸部土を入れて夏が来た。

 C棟裏は園芸部の牙城である。牙城といえば若大将のいるところなのだが、ここにはいない。ここは園芸部員と顧問の先生が活躍する場なのだ。今は夏野菜の収穫の時期であるのだが今年の夏は厳しかった。大雨に猛暑だ。7月の大雨のあとは、連日続くカンカン照りの日々・・・畑の植物たちにとっては大変厳しい環境だったのである。育成している作物は、①ダイズ(エダマメ)②ラッカセイ③モロヘイヤ④イチゴ⑤サツマイモ⑥青ジソ⑦ショウガ⑧アスパラガス⑨サトイモ⑩ネギ⑪ミニキュウリ⑫フルーツトマト⑬オクラ・・・どうだ、まいったか!ぐらい豊富だったのだが、そのうち部員たちの世話のおかげで、キュウリとミニトマト、フルーツトマトを収穫することができた。つやつやのキュウリ(写真2)やら収穫した作物は理科室で冷やしてからいただきます!美味しい!ナダマメの葉フルーツトマトは糖度抜群であった(写真3)。

 園芸部天まで届け夏が来た。

 園芸部ではA棟給食室裏手に出張しナタマメを育てている。畑では伸びすぎて育てるのが難しいからだ。ナタマメは、マメ科の1年草でサヤの形が、刀や刃物のなたに似ているところから刀豆、帯刀とも呼ばれる。マメ科1年草としては最大級の植物で、丈はなんと5メートル以上にも育つ。サヤも40~60センチまで大きく太く成長しサヤの中の種子も3センチ程の楕円形の大きさとなる。イギリスの民話「ジャックと豆の木」の天まで伸びる不思議な豆のモデルになったという説もあるくらいだ。ナタマメは、血行促進や免疫力の向上などのさまざまな効果がある。(参考:ウィキペディア等)。

 そのナタマメがあっという間に2階の高さまで伸びた(右写真)。今日も伸びた。短期間に勢いよく成長する姿は、ジャックと豆の木のイメージそのものである。白い花を咲かせまだまだ上に伸びる。体力や学力向上に九中生もあやかりたいものである。 

 顧問 「土を耕し、肥料を入れ、苗を植えて、水やりをし・・・と植物を育てるのにはたくさんの労力と時間がかかっています。だからこそ、収穫の喜びがあります。畑のまわりにはたくさんの自然があります。畑の植物は虫にたべられ、その虫も蜘蛛やトカゲのエサとなり食物連鎖の環の中に組み込まれています。だから、頑張ったとしても報われるとはかぎりません。でもそうした経験をし大きな自然の営みを感じるのだと思います。『すべての物事は”自分”中心に回っているわけではない。』ということを自然から学ぶことで人は謙虚になれるのではないでしょうか。」 

ナタマメに生徒の姿かさねつつ