校内練習  当日朝練習  リハーサル

前日 校内練習(写真1)

本番朝 隊形練習(写真2)

本番直前 リハーサル(写真3)

 関西大会への道 マーチング&吹奏楽   2017年9月10日(日)舞洲にある府民共済スーパーアリーナで、参加数日本一をほこる第30回大阪府マーチングコンテストが開催されました。九中吹奏楽部は今年で6回目の出場となります。夏のコンクールが大きなホールで開催されるのと違い、体育館での開催・・・・・それは、楽器を演奏しながらの行進、曲の雰囲気に合わせながら隊形を作り音楽を奏でることがマーチングだからなのです。これまでの練習(写真1)の成果を見せるときが来ました。関西大会へ

 本番当日の朝 

 本番を迎える引率教諭は肩がこっても肩はもまない。引率は気をもむ。大きなコンクールに立ち向かうと緊張からか鼻血をだす人が毎年いるのだ。そこで鼻血セットを用意しとく(ティシュ1箱、鼻に詰める綿、後頭部を冷やす氷)。今回も役に立った。

 さて、午前中は豊中市立第十四中学校の体育館とグランド(写真2)をお借りして音出しやら(体系・体型・隊形)の最終チェックをおこなった。この日までに楽器を吹きながら歩く練習ができたのはわずか。心配が募る。 

 府民共済スーパーアリーナ 

 11時にバス乗車、総勢 73 人で舞洲に向かう。到着後腹ごしらえをしてから楽器を出しアリーナの近くで音出しと3 曲目の「GET IT ON!」の隊形を確認する。海の潮風が心地よいと思いたいが、暑い。ねっとりと汗ばむ。よその学校の音が聞こえてくる・・・上手に聞こえる。”隣の芝は青い”もんだ。立派な衣装の学校も目についた。”山高きが故に貴(たっと)からず” だろう。本当の実力は見かけだけで決まるものではなく実質が伴ってこそだ。 

 会場に入った。 「九中さーん。リハーサル(写真3)終わりですよ」14分間のチューニング時間があっという間に終わり体育館横で待機する。緊張感が高まる。ドアが開いた。部長「We are only one!」のかけ声!とともに体育館の中へ走りこむ。ドラムメジャーが位置を確認する。楽器を構える合図の笛がなる。 

 本番 1曲目「オリンピック スピリット」のファンファーレが奏でられた。この曲でマーチングの3つの規定課題のうち2つを行う。30mの正方形のコースを横4列縦18列で一周、中央のラインに沿ってのUターン。練習不足は否めない。左右の足が逆になる、ラインが揃わない、右足で踏むはずのラインを左足で踏んでしまう、止まるタイミングが合わない・・・でも、一生懸命の演奏演技。小さなミスはたくさんあったが、大きなミスはなく1曲目が終わる。2曲目の「TIME TO SAY GOODBYE」で3つ目の規定課題、32拍間の足踏み演奏。フルートのソロが終わり、3曲目の「GET IT ON!」が始まる。ここからは規定課題もなく、自由に演奏演技できる。ステップを踏む、曲に合わせて楽器の上げ下げ、柔らかなメロディーを表現するために楽器でゆっくりと円を描く。最後は全員が前に詰める。「ヤッ!」の掛け声で終了した。 

 審査発表 緊張は解き放たれ笑顔、笑顔、時に涙顔。生徒たちの表情は明るい。短期間の練習時間で臨んだマーチングコンテストだったが、やれることはすべてやった。 全ての演奏演技が終了し、審査発表の時間となった。賞が発表されるたびに歓声上がる。「プログラム6番 豊中市立第九中学校 金賞! ゴールド!」その瞬間九中生から、わーと声が上がった。全ての発表が終わる。関西大会出場校発表にうつる。「6番 豊中市立第九中学校!」歓声!関西大会出場が決まった!!部員「いいんですか・・・」吹奏楽部の夏はまだ終わらない。

背伸びせず できるすべてを 出し尽くす