剣道会場  剣道2  剣道1

大阪修道館(写真1)

昇級・昇段審査(写真2)

試合前の練習(写真3)  

      剣道4 剣道部の活動  

 平成18年に改正された教育基本法では、教育の目標として「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」が新たに規定されました。
 そのことをうけ、中学校学習指導要領が、平成20年3月に改訂された時、第1、第2学年の保健体育で武道(柔道OR剣道ORすもう等)が必修になることが明記されました。男女共に全ての中学生が第1、第2学年において武道を学ぶことになったのです。平成24年度から完全実施され、もちろん、九中でも武道を実施しています。男子は、大外刈り一本!得意技がきまると楽し!とまではいきませんが柔道を。女子は、めーん、こて、どう!どうだ。までには至っていませんが、竹刀を交え剣道を学んでいます。

 そこで 九中剣道部 剣道部は、現在初心者ばかりのクラブで3年生までを含めて12人が在籍している。小学校から道場で稽古を重ねてきた他の中学校の生徒との戦いに苦しみながらも、元気のある剣道が試合で発揮できるよう是々非々、練習をしている。他の運動クラブだと日頃の練習の成果を発揮する場所は、試合である。が、剣道にはもう一つある。昇級・昇段審査だ。剣道の段資格は、就職するときの履歴書などにも、剣道初段とか、2段とか、私少々腕に覚えがありますよ・・・と書くことができるので、採用担当者の目に触れ、うちの会社守ってもらおうかな。と就職に有利に働く・・・なんぞとは、微塵(みじん)も思っていない。試合で結果が出なくとも、コツコツ努力して剣道が上達すれば、自分の剣道のレベルを審査で証明してもらうことができるから、昇級・昇段審査を受けるのである。

 昇級・昇段審査 今年も大阪城である。8月である。豊臣政権の本拠地だった大阪城内にある大阪修道館(写真1)という道場で審査会が開かれた。審査の内容は、防具を着けての実技試験(写真2)と木刀をつかった基本技の形の試験(写真左上)だ。木刀による形の試験は、丸い竹刀ばかりを使っていると、本来の日本刀の操作法が失われてしまうために、より日本刀に近い形の木刀を用いる。えい!や!とぉ!をくりかえす。結果は、剣道一級に2名が合格、剣道三級に1名が合格した。

 顧問「部員たちには、資格を持ったことを励みにさらに上を目指して頑張ってほしいものです。8月には豊中総体(写真3)も行われ、総体の「B」の部で、2年生の男子生徒が3位に入賞することができました。剣道部は2年前に柔道部と入れ替わる形で創部したクラブで、現在の3年生が初代剣道部員です。8月で3年生が引退してしまって寂しい限りですが、1・2年生で剣道部をどんどんと盛り上げていって欲しいと思います。」

体の大きい者も小さい者も、心をまっすぐにして、自分自身の条件にとらわれないようにすることが大切である。

武蔵