basketball3  バスケ1  バスケット4

前半 試合序盤!(写真1)

タイムアウト 試合中盤!(写真2)

 試合終了!(写真3)  

バスケット1男子  豊中総体 ベスト4!   

 8月2日、千里体育館で、男子バスケット部の最後の大会が始まっていました。ほぼ初心者の状態から始めた3年生も、「バスケが大好き」という気持ちで一生懸命練習し、豊中でも強豪といわれるほどに成長していました。初戦の豊中十中、2回戦の豊中一中を接戦の末倒し、8月4日の準決勝に駒を進めたのでした。

 準決勝 九中 31 VS 42 三中

 1年間チームを引っ張ってきたキャプテン、副キャプテンはもちろん、骨折や怪我で先日までプレイできなかった者たちも含め、3年生全員が試合に出場したチーム九中、バスケ男子。みんなで準決勝に勝ち進んだ。対戦相手は・・・今まで3回戦って、3回とも負けている豊中の王者!豊中三中。でも臆することはない。3回負けても、4回目に勝つことがある。顧問「今、君らは、それだけの力をつけてきたのだから。がんばってきた3年間をここでだそう」。「おう!」という元気のいい返事とともに勢いよくコートに選手たちは、飛び出せ青春していった。

 前半拮抗 三中のポイントゲッターをとめるため、ゾーンDFを展開する九中。これがビシッとはまった。三中に思うように攻撃をさせない。が、相手も堅いDF!負けていない。こちらも攻撃できないのだ。攻めあぐむ九中、ドリブルからゴールをなかなか割れない。前半は、三中 18対16 九中。バスケットでは珍しいロースコアで終えた。前半は拮抗した展開で、よし!予定どおりである。ロースコアの拮抗した試合は、我慢比べ。先に崩れた方が負け、先に流れを掴んだ方が勝つ。いかに王者相手に食らいつき、どこで勝負をしかけるか…顧問の立石先生もぐっとぐっと我慢のグッドゲームに持ち込んだ(写真1)。

 basketball後半勝負 緊張するような展開に、いけるかもしれない。いや、きっといけるぞ、と九中ベンチに期待がひろがるが、後半開始早々、流れを掴んだのは、王者三中だ!今までのマンツーマンDFからゾーンに変え、九中は思うように攻められない。リバウンドをとられる。速攻を決められる!ネットが揺れる、あっという間もなく8点差まで離された。たまらずタイムアウトをとる九中ベンチ。ゾーンの攻め方を、こうやってああっやってと顧問が指示する(写真2)。アドバイスが効いたのか、そこからチームは踏ん張った。点差を縮め、最終ピリオドを迎える。後半勝負は作戦どおり、九中の選手たちは、ここが勝負!とばかりに練習してきたことを全てだそうと、勝とうと、王者に全力でぶつかる。しかし、なんといっても相手は豊中王者である。4ピリオド開始早々、ここが勝負どころと三中は、予想外のオールコートプレスを仕掛けてきた。「えっ、このしんどい場面で、、、」。流れは一気に三中へ!踏んできた場数、引き出しの数が一枚上手だったか。最後まであきらめずに戦うチーム九中!常にゴールを見据えるコート上の5人を励まし、応援するベンチメンバーたち。顧問の立石先生も最後まで、あきらめない。まだまだ。声を枯らし、指示を出し続けた。が、開いた点差をつまらない。ぴっー!ホイッスルが鳴り試合終了!最終スコアは42対31だったが、見応えある最高な試合だった(写真3)。

 豊中九中男子バスケットボール部最後の大会はベスト4という結果で幕を閉じた。惜しかった。確かに見えた王者の背中。初心者から始めてここまで成長できた。一番の強みは「バスケットが好き」。もっともっと上手くなれる、強くなれる。リベンジは高校で。

「諦めたらそこで試合終了ですが、うちの選手は最後まで諦めませんでしたよ、安西先生。」by 顧問 立石先生