マーチング練習とモノレール  マーチング練習  マーチング練習

モノレールから運動場練習(写真1)

本番前 隊形練習(写真2)

本番前 隊形練習(写真3)

 関西大会への道 マーチング&吹奏楽   2019年9月8日(日)おおきにアリーナ舞洲で、参加数日本一をほこる第32回大阪府マーチングコンテストが開催されました。今年で9回目の出場となります。夏のコンクールが大きなホールで開催されるのと違い、体育館での開催・・・・・それは、楽器を演奏しながらの行進、曲の雰囲気に合わせながら隊形を作り音楽を奏でることがマーチングだからなのです。これまでの練習の成果を見せるときが来ました。集合写真

 本番当日の朝 モノレールのお客さんには、貴重な光景を目にしていただいた。千里中央発大阪空港行き方面のモノレールの車窓から眺める運動場である。窓からはクラブ活動を眺めることが出来る。普段なら時にサッカー、時に野球、時に陸上等が汗を流す。今日は違った。運動場で闊歩していたのは、吹奏楽部である。マーチング大会に向けての練習だった。年に1回この時期だけの練習で楽器を担いで音出しやら隊形の最終チェックをおこなっていたのである。吹奏楽部は人に聴いていただき演奏を見られて成長する。モノレールのお客さん、ありがとうございます。

 さて、本番を迎える顧問は肩がこっても肩はもまない。顧問は気をもんだ。本番の演技は大丈夫だろうか?朝から豊中市立第十三中学校の多目的室とグランドをお借りしての練習だった、モノレールのお客さんも見てくれるかな(写真1~3)。今回は心配が募る。本番までに楽器を吹きながら 30 m四方のグランドを歩く練習ができたのは本番前日の午後2時間と本番当日の午前の 2 時間だけだった。今までで一番短い。そのうえ今年は猛暑のおかげで夏休みのクラブの練習時間も制限された。連日の酷暑が恨めしい。力を出せるのか。

 府民共済スーパーアリーナ   ~舞洲に出来る全てを We are only one!~

 力を出し切るぞ。舞洲に到着し昼食後、会場内を見学。フロアのラインを確認。その後楽器を出し待機場所へ。海の潮風が心地よい・・・と思いたいが、暑い。ねっとりと汗ばむ。他校の演奏音が聞こえてくる・・・上手に聞こえる。”隣の芝は青い”。”山高きが故に貴(たっと)からず”。本当の実力は見かけだけで決まるものではなく実質が伴ってこそと信じたい。 「豊中九中。チューニング終了です!」 緊張感が高まる。ドクッドクッ心臓も高鳴る。ドアが開いた。部長「We are only one!」のかけ声!とともに体育館の中へ走りこんだ。ドラムメジャーが位置を確認する。楽器を構える合図の笛がなった。 

 本番 1曲目「オリンピック スピリット」のファンファーレが奏でられた。この曲でマーチングの3つの規定課題のうち2つを行う。30mの正方形のコースを横4列縦18列で一周、中央のラインに沿ってのUターン。練習不足は否めない。左右の足が逆になる、ラインが揃わない、右足で踏むはずのラインを左足で踏んでしまう、止まるタイミングが合わない・・・でも、一生懸命の演奏演技だ。小さなミスはたくさんあったが 1 曲目が終わる。2 曲目の「TIME TO SAY GOODBYE」で3つ目の規定課題、32拍間の足踏み演奏。フルートのソロが終わり、3曲目の「GET IT ON!」が始まる。ここからは規定課題もなく、自由に演奏演技できる。ステップを踏む、曲に合わせて楽器の上げ下げ、柔らかなメロディーを表現するために楽器でゆっくりと円を描く。最後は全員が前方を指差し。「ヤッ!」の掛け声で終了した。 力は出し切った。

 審査発表  全ての演奏演技が終了し審査発表の時間を迎える。ウォー!賞が発表されるたびに歓声上がる。「プログラム 9 番 豊中市立第九中学校 金賞! ゴールド!」その瞬間九中から「わー!」と声が上がり全ての発表が終わる。いやまだだ。次がある。関西大会出場校の発表だ。「 9 番 豊中市立第九中学校!」大歓声! 3年連続関西大会出場が決まった(左上写真)!!吹奏楽部の夏はまだ終わらない。

音合わせ 心合わせて 足合わせ