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準決勝 VS十七中(写真1)

決勝 VS八中(写真2)

熱闘!ローズ球場 九中野球部(写真3)  

 野球部4九中野球部は、豊中総体で燃えました。運も実力のうちで準々決勝を乗り越えベスト4に進みました。豊中ローズ球場で7月29日におこなわれた準決勝では、今まで一度も勝ったことのない十七中を相手に全員野球で競り勝って決勝へ。決勝は、・・・いい試合でした。

準々決勝 VS 豊中六中 4対4抽選

 7月28日:負ければ3年生は即引退のこの試合。どちらも譲らない。5回ついに均衡がやぶれる。六中に外野オーバーのタイムリーが出て2対4とリードを許す。六中はピッチャーが交代し球速のあるエースが逃げ切りをはかる。絶体絶命のピンチ。だが、九中ナインはあきらめない。ここでライトを守る2年生がバッターボックスに立った。打った。内野ゴロだ。1塁へ決死のヘットスライディング!アウトか?セーフか?審判の両手が広がった。セーフだ。この内野安打をきっかけに、連打を放ち、同点に追いついた。延長に入る。試合は引き分けに終わり、勝敗の行方は抽選となった。両ナインがくじを引き、両監督がくじの結果を確認する。石田監督はポーカーフェイスだ。表情だけではわからない。両ナインがホームベース前に集合し、審判を見つめる。「九中。礼」九中は幸運にも抽選で準決勝に進めることになった。最後の夏が終わり、涙ぐむ六中ナインのためにも翌日のローズ球場での健闘を誓う。

準決勝 VS 豊中十七中  7対3  IN ローズ球場(写真1)

 7月29日:舞台は整った。今まで一度も勝ったことのない十七中が相手。相手に不足はない。ローズという最高の球場で、絶対に決勝に行くんだ!という強い気持ちが選手全員から感じる。ムードは最高だ。試合は序盤から打線がつながり、優勢に試合を進めた。守備での好プレイも随所に見られた。試合に出ていない者も、ベンチで声を枯らして勝利を信じ応援する。試合中盤で十七中打線の猛攻にあうも、今まで九中を支えてきた2人の3年生ピッチャーを信じる。継投で逃げ切った。勝利の瞬間、今までやってきたことが報われ、涙する生徒がいた。間違いなくこのチームでのベストゲームだった。

決勝 VS 豊中八中  3対6  IN ローズ球場(写真2)

 勝って豊中市内14チームの頂点に立つ!と強い気持ちで臨んだ決勝戦。勝っても負けても3年生にとってはこれが最後の試合、引退試合だ。プレイボール!試合が始まった。1回表、先制点をあげたのは九中だ。いいぞ。だが、3回裏に連打を浴び、大量5点を奪われる、相手優勢のまま試合は終盤へと進む。しかし、誰一人諦めるものはいない。全員で戦うのだ。6回表、ノーアウト満塁と絶好のチャンスを迎えるも後が続かず無得点に終わる。最終回を1対6、5点ビハインドの状況で、いくぞ!石田監督の檄で反撃開始だ。ヒットとエラーで出塁を重ね、2点を返した。まだまだ。ツーアウト満塁!ベンチの雰囲気は最高潮に達する。が、惜しくも一本が出ずゲームセット!応援も含め(写真3)全員が全力を出し切った決勝戦だった。 

顧問「今日の2試合は3年生全員が出場、それぞれが頑張ってきたことを出し尽くした1日でした。九中野球部員として3年間頑張り、最後に全員で豊中総体準優勝を勝ち取ったことを誇りとして、これからの人生を頑張ってほしいと思います。」

「九中。礼」 主審