打ち合わせ  トス  アタック

排球部 作戦タイム!(写真1)

 排球部 トス!(写真2)

 球部 アタック!(写真3)  

 排 男子  男子排球部3年生最後の「夏物語」です。3年生は練習の集大成となる豊中総体が7月29日に行われました。初心者から始めた3年49期生は、いつしか「バレー(排球)が大好きと心が叫びたがってるんだ!」という気持ちでこの日を迎え、銅メダルを獲得したのです。攻守 スパイク&ブロック 

 総体前日 豊中市立第九中学校

   排球といえばバレーである。高校バレーボールを題材にした漫画作品『ハイキュー!!(古舘春一)』はあまりにも有名だ。だが、豊中市立第九中学校には、校内知名度100%を誇るゆるキャラ、「はい!キューちゃん」がいる。「はい!キューちゃん」は、もちろん豊中市中学校総合体育大会Aの部を応援する。がんバレー!排九部。ユニフォームを着るのは今日で最後かもしれないが体育館で練習をした日が懐かしい。石川啄木は歌う。”ふるさとの山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな” 卒業していつか九中体育館で練習した日々を思い出し、体育館に感謝する日も来るだろう。7月28日前日の練習では何度も自分たちで話し合いを積み重ね(写真1)、明日の試合に備えた(写真2,3)。しかし、試合当日は7月29日の日曜日。世間では台風12号が珍しいルートでやってくるという。顧問がネットで調べると29日に関西を直撃する予報だ。大事な試合がどうなるかと心配になる。

 総体当日 大商学園高等学校

 7月29日早朝。やはり午前7時には大雨警報が発令されていた。顧問は思った。”やっぱり。延期か?”だが、テレビの前で待っていると8時に大雨警報が解除されたではないか。慌ただしく関係各所に連絡をとる。試合は1時間遅れではあるが行われることとなった。40分後には試合会場である大商学園高等学校に全員無事到着した。

 何としても勝ちたい。3年生は豊中市中学校総合体育大会Aの部入賞を目指し日々練習してきた。第一試合から3年生の気合いが入った。1セット目の先制点は九中のレフトからのスパイクが決まった!コートを跳ねる。1セット目を25-13で奪う。2セット目も25-16で取った。この調子で次もいこう。・・・準決勝は対十一中。打っても打ってもブロックされ、つい弱気になってしまった。1セット目は15-25で十一中が取った。2セット目は思いっきりいこうと意気込んだ。好調な滑り出しだ。このままいけ!・・・残念ながらこのままとは行かなかった。第三位の賞状を受け取り3年生はここで引退だ。胸を張っていい銅メダルである。先輩から後輩たちへメッセージを送る。後輩たちはそのメッセージを受け取り、新キャプテン副キャプテンの発表がされた。3年生が抜け、2年生が4人、1年生が7人全員で11人となってしまった。準備運動などもコートの半分で足りてしまう。3年生の存在は大きすぎた。8月26日の総体Bに向けて練習をするが、先輩たちのようにうまくいかず苦戦している。しかし、まだ始まったばかり。3年生に良い報告ができるよう、日々の練習を頑張るのみである。

 コーチ「3年間良くがんばった。バレーボール部でよかったと思うときがくると思う。ここで学んだことを活かして次のステージへ進んでいってほしい。」

 顧問「試合中に後悔した部分もあるかもしれないが、この経験を活かして高校でもバレーボール部を選んでくれたら嬉しい。部活が終わってもこのつながりは忘れずに過ごしてほしい。」 

 かみしめる 排球に込めた 熱きプレー