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女子 走り高跳び(写真1)

女子 リレー4×100m(写真2)

男子 400m(写真3)  

 陸上部4      女子走り高跳び  記録 1m60cm  

木下 夏緒 選手

 7月5日6日にヤンマースタジアム長居で全日本中学校通信陸上競技大阪大会が行われました。この大会で、全国大会の参加標準記録(1m60cm:今年から標準記録が3センチあがった)を突破すると8月に香川で行われる全日本中学選手権に出場できるという大きな大会でした。そこで、木下夏緒選手は、160cmを見事跳び4位で全国の切符を手に入れ、2年生の西井選手も154cmを跳び6位に入賞しました(写真1)。

 あれから1年 前年度愛知で行われた全中から一年、春先から164センチと記録を伸ばしてきた木下選手だったが、本番は緊張するもの。大阪で勝たなければ!160cmを跳ばなくては!3年だし。プレッシャーを感じながらの跳躍となった。全中が逃げる…周りからの期待…みんなの応援と声援…。157cmまでは順調に跳んだ。全国のかかる160cmの試技は3回。1回目は、あきらかな失敗ジャンプ!2回目の跳躍はバーが揺れる。落ちた。惜しい。他校の選手が次々に成功し、全国を決めて行く中さらにプレッシャーがのしかかる。3回目。大きく息を吸い込む。走った。顧問が目をつぶった。目をあけた。バーは!残っていた。…成功!号泣!応援していた生徒も号泣!よくやった。全国だ!おめでとう。次は全国だ。顧問と木下選手は全国での活躍を誓う(写真左上)。

 そして西井選手である。2年生ながら、春先からベスト記録を連発!158cmの記録を保持している。全国への可能性を残す選手だ。154cmまでは申し分ない跳躍だった。いけるで160cmも。九中陸部の期待は膨らんだ。が、157cmは2回続けて失敗。3回目をパスし最後の1回を全中にかける作戦に出た。160cmに挑む。跳んだ。バーが揺れた。惜しくも最後の最後でコロンだった。だが、この経験が、西井選手をさらに強くなるはず。次の大阪選手権では、160cmの跳躍を魅せてくれるかも知れない。そんなジャンプだった。

 0.01秒差で決勝進出  共通女子4×100mR 7位(山之内/別所/春/西田選手)
 決勝51秒58  予選51秒31 陸上の華はリレーである。惜しいところまでいくのだが、0.01秒差で9位で決勝に出られなかった・・・本当に悔しい思いをしたこともあった。そんな中、みなの力がひとつになったのだ。この大会では、タイムのいい学校が1組、2組、3組に入っており、九中は予選1組の3レーン!3着でゴール。2組目3組目は…??と決勝への思いが強くなる。9位のチームとは、なんと0.01秒差。決勝進出が決まった。ついに決勝!そして決勝は7位のRUNNING!大阪162校の学校がこの大会をめざしていた。その中での7位は誇っていい成績だ。0.01秒を大事にした結果だった。(写真2

 顧問陸上部では、日々練習に励み、他にも大阪でも活躍できる選手や、全中にあと一歩だった男子400mの藤田選手(写真3)も出てきました。が、今の三年生が最初から強かったのかというと、そうではありません。どんなに記録がでなくてつらい日も、日々の練習をコツコツとこなし、仲間を応援し、支え合いながら乗り越えてきました。九中で一生懸命になれる陸上と、仲間に出会えたことに感謝し、刺激しあえたことが結果につながったのだと思います。今の三年生を見ていると1歩1歩努力する、それが陸上競技の素質なんだなぁと感じる大会でした。」

目標は他人から与えられても駄目。目標はいつも自分の中から生まれてくるべきなんだ。

タイガー・ウッズ