オリエンテーション  美術部鑑賞1  美術部 鑑賞2

まずは楽しみ方写真1

いよいよバベルの塔展写真2

キャラクター「タラ夫」写真3

 やはり本物は違う! 国立国際美術館「バベルの塔」展

 美術部の夏の恒例行事となっている美術館見学。今年も総勢26名で夏休みのど真ん中、大阪のど真ん中、中ノ島にある『国立国際美術館』へ行ってきました。ボイマンス美術館(オランダのロッテルダムにある)所蔵、16世紀ネーデルランド絵画の巨匠  ピーテル・ブリューゲル1世 ”の作品、「バベルの塔」展が開催中です。旧約聖書に登場する「バベルの塔」の物語を壮大なスケールの構図と細部の緻密な描写を融合して描いて・・・感動です。 国立国際美術館

 美術館が芸術的

 塔といえば千里の我々には”太陽の塔”がなじみ深い。この塔は1970年に開催された大阪万博の時に芸術家の岡本太郎氏が制作した芸術作品である。当時は、目が発光する薄暮の太陽の塔に心躍らせたものだ。

 さて美術部である。「バベルの塔」に期待しつつ心躍らせながら26名は美術館へと向かった。普段とは違う活動にみんなワクワクしている。国立国際美術館は、美術館としての機能を果たす主要部分を、全て地下に収めたユニークな建物である。外観の美しさもまた芸術的であった(写真”大”)。

 美術館では、はじめに講堂で学芸員さんによるオリエンテーションを受けた。美術館の在り方や展示の観方、楽しみ方などを詳しく丁寧に説明していただいた(写真1)。その後、地下3階まで移動し、いよいよバベルの塔展

 500年前の世界へ「バベルの塔」 

  ブリューゲルが迫る。さまざまな画家の絵画や彫刻作品が展示されていた。部員はみんな食い入るように鑑賞し始めた。美術部魂に火がつく。火事にはならない。鉛筆を”舵”にしてノートにメモをとった。初めて美術館へ来たという生徒も多い。

 生で見た本物の絵は生徒の目にどう映っただろうか。美館内の薄暗く静かな雰囲気がさらに作品を引き立たせる。観るものは500年前の世界へと引き込まれ魅惑の空想世界を感じてゆく。どの作品も細部まで入念な描写で、作品の隅々まで味わうことができる。よ~くみないと分からないが、「バベルの塔」には小さなたくさんの人が描かれていた。本物の作品にふれることで、絵の細かさや色の綺麗さなど、いろいろな発見があり心が豊かになっていく。”心豊かに”は九中の教育目標でもある。観終わる頃には、みんな満足そうな表情を浮かべていた。教育目標達成だ。そして最後には今回の展覧会のマスコットキャラクター「タラ夫」が見送ってくれた(写真3)。

 顧問「この貴重な体験を今後に活かしてほしいです。制作意欲も湧いてきたのではないでしょうか。何事も経験が大切です、いろんなことを実際に観て感じて欲しい。そして、美しいものを美しいと感じられる、そんな美しい心を育てていってほしいと願います。」  

 みて感じ 豊かな心 育もう