野球部と41番  新人王VS九中野球部  お手本

野球部の実力を見る。(写真1)

 野球部へ投げる。(写真2)

野球部に手本を示す。(写真3)

 特別指導 野球部~ 特別指導

 今日は何の日。11月17日は野球部のメンバーにとったら「晴れ」の日です。特別なコーチが来てくれる日です。時間前に野球部員はグランドをトンボでならしランニングでアップ、「いつでも来てください」状態をつくりました。

 元プロ野球選手来校 3時45分頃、生徒玄関前がざわついた。きた。きはったで。特別コーチを生徒達が取り囲んだ。授業ノートをさしだした。国語に数学・・。なんでやねん、教えてもらうつもりか。違う、サインを求めるノートの列だった。

 えっ、授業ノートでいいのか?コーチはにっこり。サインに首はふらない。サインにうなづいて振りかぶりもしない。授業ノートに優しくサインをされ、九中生の間をとおってマウンドへ向かった。元阪神タイガース投手 41番がグランドに立った!(2007年新人王を獲得)。

 ここ甲子園か? 脱いだ。ウインドブレーカーを脱ぐと、41番が現れたのだ。う、上園おっー。元阪神タイガース 上園 啓史選手だった。今回縁あって、野球部の特別指導を引き受けていただいたのだ。下校途中の生徒の足が止まる。みるみるうちにギャラリーが膨らんだ。島熊山、いや黒山のひとだかりが出来、遠目から熱い視線を送る。キャッチボール(写真1)が始まったら、もうたいへん。「誰?誰?」「何だ何だ」縦縞の威力はすごい。上園特別コーチがボールの投げ方を指導された。だんだんキャッチボールの距離が長くなると九中生は時折暴投!緊張してるんだろうな。足の踏み込み、ゴロの捕球の仕方・・・、バッティングピッチャーまでしていただいた(写真2)。もちろん本気では投げない。九中生の力量に応じて変化球もありだった。

 ギャラリー女子「うわっ、お父さんがめっちゃファンやねん、どうしよう!」どうしようも出来ないから安心して。生徒にファンも多い野球部顧問も渋くノックをしているが、今日は脇役に”星一徹”だった。上園コーチが ピッチャーを指導する。餅は餅屋!投手は、投手!指導にも熱が入った(写真3)。職員室からも教員がグランドをのぞく。「ここは甲子園か?」5時前、一般生徒の下校時間だ。「はよ帰りや~、もう5時やで」。名残惜しそうに下校する九中生。野球部は挑戦し、学び続ける。終了後、部員が色紙をコーチに差し出した。1ー〇組へ。部員「教室に飾っておきます」

 野球部顧問「この経験は部員にとって人生で必ず生きてきます。ひとつひとつの言葉、プレーを胸に秘め成長していって欲しいと思います。上園特別コーチには、お忙しいなか指導してくださり本当にありがとうございました。」                                       

 挑戦し、学び続ける