試合を前に  豊中総体  AB戦に挑む

庭球部 試合前ミーティング写真1)

 庭球部 豊中総体団体(写真2)

 庭球部 豊能AB団体戦(写真3)  

 庭 男子  男子庭球部3年生最後の「夏物語」です。3年生は、7月31日に豊中総体団体(写真2)を経て練習の集大成となる豊能AB戦(団体戦 写真3)に8月1日にのぞみました。結果は初戦敗退でしたが、結果がすべてではありません。ほとんど初心者で素振りから始めた3年49期生も、いつしか「庭球が大好きと心が叫びたがってるんだ!」という気持ちでこの日を迎えたのです。新チーム発足 

 悔しさの向こうに

 テニスと言えば堅いボールをパコーンと打つ硬式をイメージする方が多いが九中でおこなっているのはソフトテニスである。試合は二組(四人)のプレイヤーがゴム製の ボールをネット越しにラケットで打ち合う。豊能AB戦(吉川中学校)は3ペアが出場し2ペアが勝てば団体戦勝利となる。一番手ペアはキャプテンと副キャプテンで必勝を期して臨んだ。二番手ペアはチームで一番安定感のあるメンバーを選ぶ。炎天下が予想されたため2面を開き、同時に2試合をおこなった。一番手ペアも二番手ペアも本来の調子を発揮できない。試合が進むにつれ劣勢・・・ラケットを振り切り後衛の足下を狙うもアウトする。足がとまる。心配は的中する。相手は球際のボールをよく拾った。第一ペアが敗戦・・・。第一ペアの後、三番手ペアがコートに入った。二番手ペアは粘る。粘れ二番手ペア!もし二番手ペアが勝利すれば三番手ペアに勝敗の行方がかかるからだ。だが、二番手ペアは粘るも勝利にあと一歩届かなかった。先に先に相手に攻め込まれた。引退をかけた試合で持てる力は発揮したが試合後の悔しさは、忘れられない。悔しさの向こう、敗戦から学ぶ。 

 悔しさをバネに新チームへ。 打ちに行く ミスを恐れず 新時代

 3年生が引退し2年生主体の新チームが気合いを入れて練習に取り組む姿がテニスコートにあった(左上写真)。先輩の勇姿を次世代に引き継ぐべく新しい部長の下、新体制で始動する。ここ数日、女子がいないのでコートは3面使える。まずは、ランニングでウォーミングアップをおこなった。総監督から檄がとぶ。「声を出し、足を動かせ。」テニスの基本だ。1年生も同じメニューでボールを打つ。球出しを引退した3年生が行ってくれた。前衛練習と後衛練習をひととおり終えると、適宜水分補給、木陰で休憩をとる。1年生は、やっとボールが打てるようになってきたので、打ちたくて仕方が無い。うずうず。

 その後試合形式の練習を回した。2年生はこれからレギュラー争いが待つ。デビュー戦は20日だ。大阪府インドア選手権大会豊能地区予選(個人戦)が夫婦池でおこなわる。出場チームは130ペア以上・・・この大会を勝ち抜いた4ペアが大阪大会に出場できる。九中からは大阪大会を目指し9ペアが出場する予定だ。実力差はまだあるがまだ埋められる。 

 顧問「3年生は最後の団体戦で悔しい思いをしましたが、持てる力は出し切ってくれました。悔しさをバネに今後の学校生活も頑張ってください。1、2年生は、先輩から学んだことを忘れずにもっともっと練習にひたむきに取り組んでほしい。まずはサーブとレシーブです。ファーストサーブをしっかり入れることが課題です。サーブが入らなければ試合は始まりません。いいレシーブを返さないと試合には勝てません。たくさん練習してもっとテニスが好きになってほしい。」 

かみしめる サーブに込めた 熱きプレー