吹奏楽部1  吹奏楽部2  吹奏楽部2

豊能地区のオープニング(写真1)

豊能地区は800人(写真2)

GO MY WAY ONLY ONE(写真3)  

夏休み練習 800人の吹奏楽    

 今から、一ヶ月ほど前ですが、九中吹奏楽部が晴れの舞台を踏んでいました。2014年6月28日(土)京セラドーム大阪で第54回「3,000人の吹奏楽」が開催されたのです。豊能地区の合同バンドは、池田市、豊中市、箕面市の小中学校19校約800人で構成されており、このように、三市による合同バンドでのマーチングはあまり例がなく、3年前に全国のマーチング指導者が見学に来られ、様々な質問をうけることになるほど、全国的に注目されているイベントなのです。

 リハーサル。 眠い。本番当日、眠い目をこすりながら、朝早くから地下鉄に揺られる。8時過ぎに京セラドーム大阪に九中吹奏楽チームは到着した。プロ野球がおこなわれるぐらい大きな球場である。その大きさに戸惑うも目が覚める。休む間もなく、9時過ぎからはリハーサルが始まった。豊能地区のリハーサルが終了すると、すこし休憩、軽い昼食をとり、フィナーレのリハーサルへと向かう。リハーサルが上手くいけば、少し安心だ。

 楽器をケースに片付けて、ライトを持っての演技になり、「ディズニー メドレー」の曲に合わせ、ライトを付けたり、点滅させたり、テンポに合わせて振ったりと、真っ暗な中でのリハーサルとなった。フィナーレの後はオープニングのリハーサルへ。今度は楽器を持って整列し、唄や口笛も披露する。不安はない。

 そして迎えた本番。800人が、グランドに立つ(写真1)。曲が始まった。タイトル名は「道」。様々な悩みを抱える青春時代がある。辛く悲しいことがあっても涙をこらえ、キラキラとした喜びや楽しい思い出を胸に、自分の進む道を探しながら、迷いながら、ただひたすら未来へと進んで行く。そんな想いをこめて「GO!WEST」「フラワー」「ダイヤモンド」「MY WAY」の4曲を演奏していった(写真2)。続いて人文字だ。GO MY WAY ONLY ONE(写真3) 九中生は、ONLYのONの一部を担当し♪途切れることのない人文字を、約60人で完成させる。

 ゴールデンウィークもつぶし、各校の宿泊行事、定期テストの合間をぬっての練習の成果が現れた瞬間だ。中学生のしっかりとした演奏、小学生の元気な唄とダンス、一年生による光の演技と、練習を通じても一番の演奏、演技で締めくくる。残るはフィナーレのみ。リハーサル通りに光のページェントも感動的に終了・・・・。言葉にできない一体感が球場を包み込んだ。

 演奏の音色は正直だ。日常的な自助努力こそが、納得のいく音を生み出す。夏休み初日の今日もまた、吹奏楽部はパート練習、個人練習に励む。普通教室を借りて練習もする。渡り廊下からは、金管楽器の音色が途切れることなく響く(写真左上)。

顧問「最後の最後『さよならマーチ』のエンディングで、低温花火が轟音を上げ、今年の『3000人の吹奏楽』も終演し、それぞれの生徒の胸には、感動と思い出が刻まれたようです。来年度も本校吹奏楽部は『3000人の吹奏楽』に参加いたします。また来年、大きな感動を生徒たちの胸に刻み込めたらと、これからも日々の練習に取り組みたいと思います。」

使った教室は、使う前よりもきれいにして返せ

顧問