吹奏楽部2  吹奏楽部1  吹奏楽部3

 結果発表前 みなあつまれ!(写真1)

基礎基本 個人練習(写真2)

 結果は、金メダル(写真3)  

  一音入魂  吹奏楽部 ー10分間の演奏ー 府大会出場へ!吹奏楽4

 豊中市大阪府吹奏楽コンクール  

 今年も第54回大阪府吹奏楽コンクール(地区予選)が、7月30日に池田アゼリアホールでおこなわれました。生徒のモチベーションをあげる!技術の向上をはかる!他校との交流を深める!ことを目的に九中吹奏楽部は4年前からコンクールへの道を歩んでいます。将棋で、「歩」が敵陣に入れば「成金」となり強い駒になります。昨年の吹奏楽部は、金賞を受賞しましたが、府大会に、あと一歩進めませんでした。今年は、一歩駒をすすめ、府大会に駒をすすめる「金賞」と成ったのです。

 本番・・・九中吹奏楽部は、昨年と同じく50人編成中学校Aの部に出場。管楽器、打楽器、ストリングバスでコンクールに挑む。九中の出場は10番目、15時だった。いいくじを引いてくれた。はやすぎず、遅すぎず。演奏は、課題曲と自由曲を12分以内に、こなす。 今年の 課題曲は「青葉の街で」と自由曲が「青銅の騎士」。自由曲の「青銅の騎士」は、場面転換が多い。拍子、テンポも変わる。変わっていけないのは演奏をするハートのみである。15時過ぎ。安井Tの指揮棒があがった。最初の課題曲「」に挑む。左手で指揮棒の先を止める。アイコンタクトで47人の緊張を適度な緊張へと変える。タクトが振られた。生徒は下を向かない。気持ちよい演奏が会場を包む。・・・自由曲の「」は重厚から、軽快へと聞く人の心をウキウキに導く曲だ。九中吹奏楽部が導いた。両方の曲とも「青」の文字がはいるのは何か意図があるのだろうか。青といえば、フェルメール。絵画「真珠の耳飾の少女」のターバンの青である。この色は天然ウルトラマリンブルーといわれ、フェルメールの絵画において異彩を放つ為、フェルメール・ブルーと呼ばれる。九中吹奏楽部は、この会場で偉才を放った。演奏後は、満足感いっぱい!終了後の記念写真では開放感!興奮、達成感にも似たキラキラポーズ!ベルを頭に乗っけ帽子にしてデジタルカメラにおさまった(写真1)。

 本番前・・・5日前には箕面でハッピーサマーコンサートで、この「W青」を演奏してきた。前日には川西のホールで、本番並に練習もおこなった。場数を踏んだことが自信につながっている。大会前は、基礎練習を繰り返した(写真2)。課題は音を合わせること。ピッチ(音の高さ)がどうしても下がる。チューナーに頼っていると音が合わない。自分の耳を頼りに、となりの人と音を合わせる。リズムがずれる。自分のテンポで吹いているとずれていく。同じリズムを吹く人と合わせろ。基礎練習を繰り返す。当日も控え室でのチューニングは、音合わせに終始した。基本をおろそかにしちゃぁ、いけない。 

 審査発表・・・最後の20校目の演奏が終わった。審査発表は、18時45分から。・・・アナウンスが流れる。各中学校の部長がステージにあがった。プログラム10番豊中市立第九中学校、「金賞!ゴールド!(写真3)」会場のあちこちに陣取った九中から、キャー歓声キャーがとまらない。2年連続受賞の喜びの瞬間だった。銅、銅、金、金!堂々とした金賞だった。その後、府大会代表が発表される。「10番!・・・」キィャー キャー 声にならない歓声が中学校名をかき消す。閑静が欲しいぞ!聞こえないぞ!やったーおめでとうだ。その瞬間、部長の目元から伝う喜びの涙は、賞状で隠されていた。

安井教諭「今年の目標である大阪府大会の切符を手に入れることができホッとしました。次のステップは府大会で悔いの無い演奏を目指します!残りの夏休みは9月15日にある大阪府マーチングコンテストに向けて練習をしていきたいと思います。」

大丈夫、10分後にはすべて終わっている。 顧問