手形  館内  トレース

手形を楽しむ写真1

館内を楽しむ写真2

アニメーションを楽しむ(写真3

 美術館見学「手塚治虫記念館」 今日は立秋ですが秋の気配はまだまだです。さて、美術部の夏の恒例行事となっている美術館見学です。暑さに立ち向かい、千里中央からモノレールと阪急電車を乗り継ぎ宝塚市へ。目指すは、手塚治虫記念館です。宝塚市立手塚治虫記念館は、手塚治虫が唱え続けてきた「自然への愛」「生命の尊さ」をテーマに、青少年の夢と希望を未来へ広げていく施設として設立されました。”館”無料ではありませんが感無量です。 手塚治虫記念館

 手塚治虫プロフィール

 美術館見学(手塚治虫記念館)である。8月3日は恒例美術館見学の日だった。さて、手塚治虫といえば1928年11月3日、大阪府豊中市に3人兄弟の長男として生まれた。開放的な家庭に育ち、漫画とアニメーションに親しみ、機智に富んだ想像力豊かな少年であった。また昆虫をこよなく愛し、ファーブルを思わせる少年でもあった。自身のペンネームに「虫」という字を当てたことでも、その興味の程がわかる。・・・手塚は、それまでの我が国の漫画の概念を変え、数々の新しい表現方法でストーリー漫画を確立し、漫画を魅力的な芸術にした。同時にTVアニメーション「鉄腕アトム」や、「ジャングル大帝」においても、漫画におけるそれに勝るとも劣らない大きな足跡を残した(手塚プロダクション プロフィールより)。その手塚マンガを再現したのがこの記念館である。九中美術部一行は「リボンの騎士」王宮風エントランスホールから手塚治虫の世界へと向かった。

 手塚治虫記念館 手塚治虫の世界~

 記念館の前には、大きな火の鳥のオブジェが飾られていた(左写真)。手塚治虫の世界に入り込む。いきなり生徒が地面に手をついた(写真1)。何か落としたのかと思いきや、手塚治虫の描いたキャラクターの手形だ。足型もある。合わしてみたくなるのが興味関心お年頃というもの。館内は漫画の1ページを再現したような空間で、入館した瞬間からワクワクする。手塚治虫のゆかりの品や数々の作品が溢れているからだ(写真2)。

 当然、漫画が好きな美術部員は多い。目を輝かせながら展示されている作品をじっくり、である。手塚治虫の描いた漫画が読めるスペースがあろうものなら、名作『ブラックジャック』を手にとり熱心に読みふける。アトムのミニゲームをできるコーナーがあり楽しむ生徒もいた。また、実際に作品(アニメーション)をつくる体験ができるコーナーがあった。みんな楽しそうに体験した。自分の描いた絵が実際にアニメーションとなって画面の中で動いた瞬間、「わぁー」と歓声があがる。さすが、美術部員、ササッと絵を描き(写真3)、みんな素晴らしい作品を作り上げた。自分の絵がアニメになり嬉しそうだ。

 顧問「手塚治虫の偉大さや漫画の楽しさ、作品を作る楽しみ、喜びを感じました。手塚治虫の世界を見て、触れて、感じる貴重な体験ができたのではないでしょうか。今日見学に行った美術館以外にもいろんな美術館があるので少しでもいろんな芸術作品に興味を持ち、芸術を愛好する心情を深め、心豊かな生活を創造していってくれたらと思います。」  

 みて感じ 豊かな心 育もう