和歌山城  和歌山県民文化会館  チケット

リハーサル

練習

演奏終わって 片付け

   吹奏楽部  8月26日、「第67回関西吹奏楽コンクール」が和歌山県民文化会館でおこなわれました。昨年創部以来初の関西大会の出場を果たした九中吹奏楽部は、連続出場を目標に練習に取り組んできました。その甲斐あり今年も大阪府代表の座を獲得し2年連続関西大会へ臨んだのです。和歌山まで多くの保護者の方々が足を運んで応援してくださり、本当にありがとうございました(下写真)。演奏終わって

  プロローグ 

 和歌山か。遠いな。それでも出演順は朝一じゃなく、後半3時の開始から2番目だった。応援の保護者の方々もお昼前に千里を出れば大丈夫だ。ちょっと早めに出て駅前の和歌山城を見学して参ろう。

 和歌山城は由緒ある城であった。日本100名城の一つで、徳川御三家の居城であったのだ。8代将軍徳川吉宗である。歴史の因果か、時代の巡り合わせか彼の父が亡くなった。跡継ぎであるはずの2人の兄も亡くなった。本来ならなれぬはずの藩主となり藩の再建に努め成果を挙げる。江戸にも聞こえた。(奇襲・既習・紀州)の殿様はやり手だ。暴れん坊・・とはまだ言われない。そのうち徳川本家に異変がおこる。第7代将軍徳川家継の死により、秀忠の血をひく徳川将軍家の男子が途絶えた。そして吉宗に予期せぬ将軍の座が回ってきて江戸幕府の第8代将軍に就任したのだった。

 亨保の改革 就任して何もしなければ歴史に名を残さなかっただろう。彼は名を残した。天運?天命か!新井白石(正徳の治)さようなら。こんにちは亨保の改革を実施する。中学校の歴史でもここ大事だよ、というところである。増税と質素倹約、新田開発やりなはれ。公事方御定書の制定、目安箱を設置し聞く耳を持った。財政に直結する米相場にも口をだし米将軍(八十八将軍)とも呼ばれた。そんなこんなで、吉宗は中興の祖と呼ばれる・・・。

 中興の祖と将来呼ばれるかもしれない吹奏楽部、ここ数年の活躍はめざましい。”目覚まし”をかけ起きた九中吹奏楽部は、目を擦りながらも学校に早朝7時に集合していた。九中吹奏楽部の日々の予定は、3年生7人で組織されている「総務」が話し合って決めていく。行事の日の予定だけではなく、毎日の練習の内容や時間も例外はない。和歌山に向かうまで最後の調整だ。音出しだ。近隣の方への配慮も忘れない。迷惑をかけぬよう一番西にある教室で、”ソロッ”と音出しを始める。一人じゃないぞ。みんながいる。準備は整った。さぁいくぞ!和歌山へ。

いざ歌山 うちに秘めたる 府の誇り