男ボラさん 七輪 焼きもち
3年総合:男ボラさんサポート(写真1)

3年総合 :七輪の時間(写真2) 

3年総合:お餅の時間(写真3) 

 新年といえばお餅を焼いて食べたい!です。さて、餅を焼くなら七輪にかぎるのが昔の人の常識でした。そこで3年生では先週18日、※男ボラさんにサポートしていただき、出前授業「七輪による火起こし体験」を実施しました。3年生では、昔の暮らしについての学習を深めます(下写真)。※男ボラさん  西丘小では約20年前に池田小事件を契機に「男ボラさん」が結成され、下校の見守りや教育活動のサポートをしてくださっています。

七輪 火起こし体験 防災用具 七輪 七輪(しちりん)がある家庭は少ない。昔の家庭には普通にあった。七輪は炭火をおこしたり煮炊きをしたりするための簡便な土製の小型こんろである。木炭を燃料とし江戸時代から庶民の間で一般的に用いられてきた。七輪に網を置き、さんまやお餅を焼く光景は昭和ではよく見られたものである。その七輪が防災面で再び脚光を浴びている。阪神・淡路大震災や東日本大震災のおり防災用として七輪が活躍したのだ。災害時には多くの廃材がでる。燃料にはことかかない。だが、せっかくの七輪も火のつけ方がわからなければ意味がない。3年生は、男ボラさんのサポートを受け、本時の課題「火起こし体験」に取り組んだのだった。

 七輪を使っての火起こし体験 時は防災の日の翌日、1月18日(木)5、6限である。場所は小雨のため運動場から体育館の軒下に変更だ。子どもたちは昔の道具(七輪)でうす餅を焼く。火を起こし網の上に銀紙をのせ餅を焼く。ねらいはこうだ。七輪の使い方を知る。火を起こすことの難しさから昔の人の知恵や工夫について知ってほしい。まずは男ボラさん(写真1)にあいさつをし火起こしが始まった。マッチで新聞紙に火をつける。火ばさみを使って炭を転がす。空気の通り道をつくるのがポイントだ。煙だけでなかなか火がおこらない。でも大丈夫、男ボラさんからコツを教わるとあちこちの七輪が着火していく(写真2)。餅がこんがり焼けた。焼きめがつき食べごろになったところで「いただきまーす」。「うまい(写真3)」。「男ボラさんありがとう」。心も温まり男ボラさんは暖ボラさんとなる。体も温もる。ねらいは達成された。

火を起こし 七輪囲み 餅ふーふ