スリーアギトス 車いす体験 銀メダル
スリー・アギトス(写真1) 車いすバスケ体験(写真2) アジアパラ銀メダル(写真3)

 天高く馬肥ゆる秋、「学びの秋」です。さて、先週11月1日の3限は特別支援講演会(2年~4年)を実施しました。テーマは「車いすバスケットを通じて~スリーアギトス(私は動く)~」です。2023年車いすバスケット日本代表候補の清水千浪選手をお招きし、スポーツ選手、社会人、障がい者など様々な立場から苦労や喜び、エピソードなどを語っていただきました(下写真)。

特別支援講演会 車いすバスケット パラリンピックのシンボルマークは、「スリー・アギトス(写真1)」と呼ばれる。赤、青、緑の3色の曲線を組み合わせた「アギト」はラテン語で「私は動く」という意味だ。世界中から集まったパラリンピアンが、困難に負けず、限界まで挑戦する様子を表現している。パラリンピック種目の中に「車いすバスケット」があった。現役車いすバスケットボール選手の清水千浪選手は、社会人半ばで原因不明の病気により足に障がいを負う。車いすバスケットボールを始め様々な人との出会いで自分の世界を広げた。辛い経験が幸せに変わったのは、「考えるより行動」したからだと自身を振り返る。講演会が始まった。

 特別支援講演会 2年生から4年生が体育館で清水選手を出迎えた。清水選手「・・・病気になって車いすバスケットを初めて7年になります。東京パラリンピックでは6位入賞、10月におこなわれたアジアパラリンピック大会では銀メダルでした。背番号は14番、スラムダンクの3ポイントシュートを決める選手にあこがれて14番をつけています」。車いすバスケットで使う車いすは特注だった。車いすバスケットのルールはほぼバスケットと同じだが、選手は障がいの度合いによって点数がつけられる。点数の合計が14点以下でチームをつくらなければならない。いろんな選手がいてチームは構成されているのだと知る。車いすバスケット体験では、清水選手の車いすの扱いが当たり前だがすごい。じゃやってみようか?選ばれし4年生2人が一緒にやってみた(写真2)。シュートまで放つのは結構大変だという気持ちを経験する。清水選手「・・・勇気を出して挑戦して仲間がいたからできた。車いすバスケットはいろんな障がいの選手がいるからおもしろい。強くなる。いろんな人がいて生活するから楽しい。今日から西丘のみんなも私の仲間です」。講演後、退場する児童たちは銀メダルに触れた(写真3)。今日11月8日は清水選手の誕生日である。おめでとうございます。

秋色に 私は動く 銀メダル