緊急対応フローチャート 嘔吐時の対応 緊急対応
救急対応研修(写真1)

嘔吐物処理実演(写真2) 

エピペン実演練習(写真3) 

 MEAN MEANとセミの声がおだやかに響くようになっても、猛暑の続く2学期が始まりました。さて、8月28日(月)の午後、西丘小学校職員は多目的室に集合です。保健体育部の主催で、「嘔吐(おうと)時の児童対応と処理方法について」等の校内研修を開催しました(下写真)。先生たちが緊急時の対応について自分事として考え、共通理解するところに"意味"があります。

保健関係校内研修 1.嘔吐時の児童対応と処理方法について 多目的室にて研修が始まった。養護教諭が知っておくことの重要性を説く(写真1)。嘔吐で防がねばならないのはノロウイルス拡大だ。感染拡大予防の大切さを学ぶ。嘔吐した場合の教師の動きを保健体育部の先生方で実演する(写真2)。担任は、① 吐いた子の介助、② 子どもたちには廊下に避難するよう指示、③ 換気の指示(ここ大切)、④隣のクラスの先生を呼んでくる、保健室の先生に報告、嘔吐処理グッズを取ってくる、⑤ 教室にある嘔吐処理グッズの中から新聞もしくはシートなどで嘔吐を覆う・・・等、一連の流れを確かめた。うなずく教頭先生がいた。

 2.食物アレルギー疾患をもつ児童への配慮と対応 食物アレルギー事故をおこさないための確認は何度おこなっても過ぎることはない。児童の献立表は緑の黒板に掲示しているか、アレルギー児童の献立表を毎日チェックしサインをしているか、アレルギー児童を1番に配膳し、最終アレルギーの児童と先生とでチェックしているか、実物を目で見て確認をする。等々のチェックが事故を防ぐ。エピペンの使い方を学ぶ(写真3)。エピペンとは医師の治療を受けるまでの間、アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和しショックを防ぐための補助治療剤である。百聞は一見に如かず。エピペントレーナーを使った正しい打ち方の実習をおこなった。思ったよりしっかりと打ち込まねばならない。最後はアナフィラキシー症状における緊急時の対応についてロールプレイをした。甲殻類アレルギーの男子がザリガニと接触してしまったという想定である。唇が貼れ痒みを訴えるも10分後息苦しいと訴える・・・。マニュアルに沿って動きを確認する。「こうした方が良い、ああした方が良い」とマニュアルはブラッシュアップされていく。うなずく校長先生がいた。

 鳴くセミや 実践対応 意識して