ひとつの花 研究授業 国語 板書
教材:一つの花(写真1)

研究授業:全員授業集中(写真2) 

全体研修:iPadで確認(写真3) 

 9月後半に入ってからもまだまだ日中の暑さが続きます。今後の暑さはまだ気になるところですが、熱いといえば、20日放課後におこなった西丘の研究授業&研修です。4年生一クラスを残して「国語」の授業を熱く展開、授業後は豊中市教育アドバイザーの小川先生をお招きしての研修を実施しました。

研究授業後の研修

 研究授業&全体研修 研究授業の季節である。研究授業とは、他の先生の前で自分の授業を発表する場である。その日に向けて計画をたて、※下学上達(かがくじょうたつ)し授業力の向上を図るのが目的だ。また、授業を参観する先生方にとっては自分の授業の参考にし、またアドバイスを授業者におくる場でもある。さて、今回は、授業研究部が主体となり企画した国語の研究授業で、単に研究授業にとどめず研修へと昇華させたのであった。※下学上達 手近なところから学び始めて、次第に進歩してゆくこと。

 単元名 一つの花(東京書籍) 本教材(写真1)は、主人公「ゆみ子」とその両親の戦争中から戦争後までの様子を描いた物語であり、平和への願いと家族愛が主題となっている。父親が「一つの花」にこめた願いに対して、「自分の考えを自分の言葉で書く」ことがこの時間のめあてのひとつであった。物語の題名の意味は、一読しただけでも一定の感想を持つことはできる。しかし、クラスみんなで解釈していくことで、その感想は一層深まる。学習を経て自分自身が感じたことや深まったことを書く意欲へとつなげたい。多くの先生が見守る中、授業が始まった(写真2)。4年生は緊張するもひるまない。自分の意見を言う。先生が言葉を拾っていく。授業担当者は子ども達の言葉を重ねる。時に揺さぶる。違う意見はないのか。児童達が主体的に学びを深める授業を展開したのであった。授業終了後は多目的室で全員参加の全体研修をおこなった(上写真)。授業者による授業の感想、iPadで板書の確認(写真3)、グループに分かれての意見交流をおこなう。この交流が授業を深める。学習課題に対して自分の思いや考えを書くためには・・・、一人で抱えていた悩みをみんなでひろげるところにも全体研修の意味がある

 学びふる ひろがるなんで つなぐ秋