図書館スペース 絵本コーナー よみきかせ 学校司書

図書館:ダウンフロアー (写真1)

図書館:絵本コーナー(写真2)

図書館 :司書「読み聞かせ」(写真3)

 梅雨の合間のアジサイの花はにっこり安心しているように見えます。さて、にっこり安心といえば、全学年週に1時間ある図書の時間です。6月末の図書館ではダウンフロアーにて司書の先生が2年生を対象に「読み聞かせ」です。ダウンフロアーには2年生がほっこりとおさまり、司書の先生に全集中していました(下写真)。

 よみきかせ(2年)ダウンフロアーがある図書館 にしおかの自慢のひとつに図書館がある。ふつう図書館はおくまった静かなところにあるのだが玄関入ったらすぐオープンエア図書館!なのだ。「ようこそ としょかんへ」の看板を見上げると天井が高ーい。4階まで吹き抜けとなっている。ひろくていいなぁ、の図書館である。実はまだいいなぁの空間がもうひとつあった。床を一段下げて空間に変化を付けたダウンフロアー(写真1)読み聞かせ空間だ。ベージュのカーペットが敷いてあり目線が低くなる。前面にある絵本いっぱいの本棚(写真2)から絵本は探し放題読み放題なのだ。普段はここでゴロゴロしながら絵本を読む。この場所は「読み聞かせ」に最適なのであった。四方をほどよく囲まれた「おこもり感」のある空間は、クラスの仲間が一緒になれる。まるでみんなと一緒に“お風呂”にいるみたい。おさまりがいい。おさまりがいいところにいると安心するのが人の性だ。司書の先生はこの空間で絵本を読む。今回の依頼は2年生からだった。2年生国語の単元で、やなせたかしさんが小さい頃読んだ本のお話の中で「グリム童話」や「アンデルセン」をよく読んでいたというくだりがあった。実際にグリム童話やアンデルセンの物語を2年生は読んだことがあるのだろうか・・・そこで、司書の先生にグリム童話をオーダーしたのだった。

 2年生「ダウンフロアー×読み聞かせ」 今回2年生読み聞かせの本はグリム童話 ひきだしの中の名作7「ヘンゼルとグレーテル 発行フレーベル館」であった。えっハッピーエンドはないのか?とおもわせる内容の絵本だ。グリム童話は奥が深い。2年生は浅いダウンフロアーに浸かった。お風呂ではないのでお湯はあふれないが、安心感あふれる中で司書の先生は2年生に語りかけ始める。絵本「ヘンルとグレーテル」のページがめくられていく(写真3)。おおきなもりのすぐそばに まずしいきこりのふうふと ふたりのこどもがすんでいました。おとこのこのなまえはヘンゼル。おんなのこのなまえはグレーテル。ははおやは ふたりにとっては ままははでした・・・・理由が描かれていないところがいくつもでてくる。そのたびに2年生はなんで?なんで?と想像力をかきたてた。ダウンフロアー×司書がコラボした読み聞かせは終わった。See you! 司書の先生!司書の先生は図書館にいる。司書の先生はもっと読みたいを応援する。

 司書の先生「昔話はやっぱりおもしろいです。大人がドキッとするような場面でも子どもは引き込まれ楽しんでいます」

梅雨空に たっぷりつかる 読み聞かせ