5月26日 必ず来る地震に備えて!(全学年避難訓練)
南海トラフ地震(写真1) |
漢字ドリルの時間(写真2) |
10時55分地震発生(写真3) |
南海トラフにおける次の大地震発生の可能性が高まってきています。災害に備えて訓練をしすぎることはありません。さて、西丘では本日金曜日、地震を想定し全学年避難訓練を実施しました。避難時の合い言葉「お・は・し・も・て」を意識して運動場へ一斉に避難です(下写真)。
南海トラフ地震に備えて 政府地震本部によると、「・・・南海トラフでは約100~200年の間隔で蓄積されたひずみを解放する大地震が発生しており、近年では、昭和東南海地震(1944年)、昭和南海地震(1946年)がこれに当たります。昭和東南海地震及び昭和南海地震が起きてから70年近くが経過しており、南海トラフにおける次の大地震発生の可能性が高まってきています(写真1)」。今後30年以内におこる可能性は70~80%とも言われているのだ。南海トラフ地震は必ずおこる(だろう)。その”いざ”の時にそなえて避難訓練をおこなった。
10時55分 地震発生 3限開始の2年生教室の黒板に「おはしもて」と大きく板書がされた。おはしもての意味を考える。「お」はおさない。なぜ押したらだめなのか?「は」ははしらない。なぜ?「はしったらぶつかる」2年生はよくは知っている。「も」はもどらない。なぜ?・・・。担任「では漢字ドリルの学習をしましょう(写真2)。10時55分 地震発生だ(ぐらっ ぐらぐら、効果音が響く)、児童の皆さんは一斉に机の下に避難する(写真3)。続けて校内放送が入る。「今、危険個所を確認しています。児童の皆さんは次の放送まで静かに待機して、先生の指示に従ってください」しばらくして、「地震の揺れはおさまりました。家庭科室で火災が発生しました。家庭科室付近は通らないようにしてください。児童の皆さんは先生の指示に従って運動場に避難してください」先生方は教室の窓を閉め、出火場所を避ける形で避難誘導を始めた。頭には本やファイルを載せ落下物を避ける。校舎を出て運動場に出たら小走りで集まる。避難終了後教頭先生のところへ担任の先生が人数を報告する。全員の無事を確認した。避難が早ければ早いほど被害は少ない。
校長先生の講評「最近地震が多いな、と感じます。5月22日には東京で揺れましたね。関西では南海トラフにおける次の大地震発生の可能性が高まってきています。今起きるかもわかりません。では、避難訓練は何のために毎年やるのでしょうか?それは忘れないためです。昨年もお話しました。人は何かを学んだら忘れるようにできています。忘れるから学ぶ。そこで大事なことは繰り返しおこなって忘れないようにします。避難訓練は命を守るために重要だから毎年おこないます。いざという時に自分の命を救うための合い言葉が”おはしもて”です。今日の避難訓練は、避難開始から集合まで5分32秒かかりました。この時間を短くすることも訓練のひとつです。今日は皆さん、しっかりと訓練ができていました」
避難訓練 思い出す 五月かな