注文の多い料理店 教材分析 注文の多い料理店 キーワード
教材:注文の多い料理店(写真1)

教材分析:注文の多い料理店(写真2) 

iPadにキーワードが浮かぶ(写真3) 

 MEAN MEANとセミの声が落ち着く昨日8月31日(木)午後、西丘小学校職員は多目的室に集合です。授業研究部主催で豊中市教育委員会教育アドバイザーの小川先生をお迎えし、校内研修(国語)を実施しました(下写真)。5年生が12月に研究授業注文の多い料理店好学社 写真1)」をするにあたっての教材分析で、教材を深堀りして共通理解するところに"意味"があります。

国語 授業力向上研修 授業研究研修 実は、小川先生には7月27日にも物語文の構造や指導方法、教材分析のポイントについて学ばさせていただいた。2年生読み物教材「お手紙」と4年生「一つの花」の一文まとめをおこない、作品全体を貫く問いを考え、アドバイスをいただいたのである。先生は、西丘職員が使った言葉を上手に拾っていく。言葉の拾い方ほめ方が参考になった。さて、今回の5年生国語教材「注文の多い料理店」は、宮沢賢治が生前に出版した唯一の童話集「注文の多い料理店」の名を冠した作品である。山奥で見つけた注文の多い料理店で怖ろしい目にあう物語が描かれる。ミステリーとファンタジーが交錯する読みものだ。大人が読んでもおもしろい。5年生は、この教材をどう料理するのだろうか?腕の見せ所である。

 教材分析「注文の多い料理店」 多目的室にて研修が始まった。小川先生の研修は物語の一文まとめから入る。職員一人一人が考えて書く。他人がワクワクと興味関心がわくような紹介文を書こう(写真2)。”注文の多い料理店”を一文にまとめた。「山をなめている西洋かぶれの若造が自然の力によって思いっきりバツを与えられる話」、「都会のいけすかない二人の紳士が、山おくに狩りに出かけて不思議な出来事に出会い、散々な目に遭って、ほうほうの体で帰ってくるけれど、懲りてないお話」等をiPadのフォームズに各自が入力していく。キーワードが浮かび上がる(写真3)。他人の感性はおもしろい。時間の経過とともに感性をつむぎグループの一文を完成させ発表していった。ほー。物語の気づきを全体で共有し、ファンタジーなんだけれど争う本当はシビアな世界なんだ、となんだかんだと話し合う。この作品で子ども達に何を学ばせたいのか?を議論する。教材分析、一人で抱えていた学びをみんなで解決するところに意味がある。5年生、待っててね。

 賢治サマー 読んで感じて ワクワクし