雨ふり小僧 雨降り小僧2

雨ふり小僧(写真1)

妖怪がいっぱい(写真2)

40年待つ雨ふり小僧(写真3

 5月は、こころとからだの疲れが出やすい時期です。上手に気分転換をし頑張るところと休むところのバランスを大切にしましょう。さて、気分転換といえば5月15日の「芸術鑑賞会」です。劇団「民話芸術座」さんにお越しいだだいての舞台劇(写真1,2,3 )は、体育館に感動の雨を降らせ、多くの人の気分を晴れやかにしてくれました(下写真)。

舞台劇 雨ふり小僧 舞台劇「雨ふり小僧」~友情と約束~ 

 より豊かな感動を得、情操を深めるには本物を体験するのが一番!そこで今年は劇団「民話芸術座」さんにお願いして、舞台劇「雨ふり小僧」~友情と約束~を3回公演で実施していただいた。午前中は1、2年生と3、4年生、昼からは5、6年生と3回続けての公演は申し訳ないと思ったが「民話芸術座」のみなさんは快く引き受けてくださった。ありがとうございます。

 原作は豊中市にもゆかりのある漫画家手塚治虫先生だ。日本においてストーリー漫画の第一人者として活躍された。雨ふり小僧は、カラ傘の妖怪・雨ふり小僧と少年の友情を描いた感動のファンタジーである。山奥の分校のたった一人の中学生である少年モウ太と妖怪雨ふり小僧の「友情と約束」、半世紀前のお話とは思えないノスタルジーを誘う作品が今西丘小学校に届けられた。

 「民話芸術座」さんは東京を拠点に全国で活躍中であるが、5月15日(月)は西丘小で活躍していただいた。お芝居は一緒に笑って、楽しんで、感じるものである。観客と演じる人が一緒になって作り上げる舞台芸術だ。体育館が暗くなった。迫力ある音が響く。照明が舞台の様子を証明する。雨音、嵐、火事、雨ふり小僧はいつまでも待つ。お話にぐいぐい引き込まれる西丘っ子たち。「雨が降ったあれはいつ頃だったか?」「12月」「えー」違うよと1、2年生は大きな声で違いを真剣に訴えた。6月だよー!時に奥深いだじゃれが入る。「・・・火事だと思って消火にきました」「しょうか」。低学年では笑いがきょとんに置き換わり、中学年ではどっと笑いがおこり、高学年ではささやかな笑いで応える。40年の時空を越えて約束が守られた。おもってたどに(保護者の皆さま 内容はお子さまからお聞きください)。 幕が降りる。拍手!幕が再び上がり役者さんが勢揃いした。大きな拍手が自然とおこる。

 座長さん「いかがだったでしょう。何か感じたことはありましたか。心に残ったことはありましたか。少しでも心に残ったことがあれば嬉しいです。もっともっといいお芝居を作って皆さんに届けたいと思います。また会いましょう。さようなら」舞台の皆さんに西丘っ子は大きく手を振って応えた。映画ではスクリーンに手は振らない。舞台のみなさんさようなら。またお会いする日まで。

 水無月や おもってたどに 心打つ