学力向上タイトル 言語活動の充実 メディアリテラシー  

千里 九「江戸時代といえば瓦版である。特に幕末は、倒幕派や攘夷派がいっぱい事件を起こした。テレビも新聞もないのに事件は、なぜか世間に漏れる。瓦版の中から人々は情報を読み取っていたのだ。」 

 研究授業1~ ニュースの見方 ~  

  九中では、授業力向上を目指して1,2学期に続き3学期も研究授業をおこないました。2月10日に社会を、17日に英語と国語を実施しました。17日2限の授業は国語で、クラス目標が「いつでも一笑懸命」の1年6組。授業担当者は笑顔がすてきな前川Tです。教材は「ニュースの見方を考えよう」池上 彰 東京書籍『新しい国語一』百八十頁~百八十七頁)でした。(左写真

 内容はメディアリテラシーに関するもの。メディアリテラシーとは、情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引きし、その真偽を見抜き、活用する能力のことで、九中生にぜひ身につけてほしい力です。

やるぞ 6組の生徒たち 

 生徒たちは仲がいい。いつでも、どこでも一生懸命な生徒が多いのだ。担任「授業や行事を問わず、盛り上がると一体感や団結力が増すように感じます。」

 国語の授業は特に意欲的だ。積極的に「はい!」「はい!」と発言する空気が、クラスにある。盛り上がり過ぎて自分を忘れてしまう生徒がいても大丈夫。教科担当者がやさしくアドバイスをする。発言する時、考える時のメリハリを教えていく。分かっているのに、発言しない生徒がいる。そこだっ!キラーパスだ。いきなり当てて発表させることも忘れない。

 今日の単元の目標は・・・「ニュースの見方について自分の考えを持つ。目的に応じて情報を選択して用いる」だった。 

研究授業 

 教科担当「本教材でニュースを見て、自分はどのように考え研究授業2るのかという意見や疑問を持たせる力を付けさせたいと考える。ニュースで放送されているものが全てではないことに気付かせて、これから見るニュースを鵜呑みにしない。

 それだけに留まらず、自分の考えを持たせることをさせたい。その為に、最後の授業では生徒達に、実際にニュースを編集させ、ニュースの見方について考えさせたい。班でニュースの編集について発表すること、また発表を聞きコメンテーターの役もさせることから自分の意見を持たせたいと考える。ニュースをそのまま信じてしまわないで、考えながら見る習慣を身に付けさせたい。」

 教室の後ろには、教育委員会の先生、校長先生、教頭先生、生徒指導の先生他が居並ぶ。ふつうなら意識するだろうに、生徒も教科担当者も動じない。ニュースの見方を味方につけ授業を展開する。班にわかれて思考の時間(右写真)になった。生徒達が考える。机間巡視をおこなう先生が活動を見守り、ときおり助言を添える。  

教科担当「みんな、学級目標にあるように“一生笑懸命”課題に取り組むことができました。研究授業ということをみんな忘れているかと思うほど、班の仲間と楽しく活動することができてよかったです。」

説明しても相手に伝わらないのは自分が悪い
池上 彰