学力向上タイトル 「新体力テストの目的は子どもの体力向上

千里 九「体力の向上には、保健体育の授業における振り返りの習慣化が大切である。」

 立ち幅跳び

上体おこし

 反復横跳び

立ち幅跳び(写真1)

上体起こし(写真2)

反復横跳び(写真3)

 昨日は九中新体力テスト(スポーツテスト)の日。文科省によると新体力テストの目的は、子どもの体力が低下している状況にかんがみ、国が全国的な子どもの体力の状況を把握・分析することにより、子どもの体力の向上に係る施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとあります。 体育館では、”立ち幅跳びって(写真1)起き上がって(写真2)、横とびって(写真3)、”の3種目を測定しました。反復横跳び

 ヘプタスロンと九中七種競技  

 ヘプタスロンとはなんだ?日本ではあまり知られていないが欧米では陸上の王者といえば男子がデカスロン(十種競技)、女子がヘプタスロン(七種競技)の勝者をさす。過酷なトレーニングによって万能な能力を備えた鉄人たちが競う種目だ。優勝者は「キング・オブ・アスリーツ」と呼ばれ、大きな尊敬を集める。かつてオリンピックでは女子は五種競技であったが、女子の体力向上により1984年のロサンゼルス大会から七種競技となった(参考:ブリタニカ百科事典)。

 さて、九中七種競技は、反復横とび、握力、上体起こし、立ち幅跳び、長座体前屈、50m走、ハンドボール投げの7種目だ。相手と競わないので競技とは呼ばない。測定結果の数値はあくまで自分との比較である。ライバルは昨日の自分、昨年の自分である。より多くより遠くへ。それが将来の自分の健康につながる。なぜなら、子どもの頃の運動が生涯にわたって影響を与えるからだ。子どもの頃に定期的に運動していた人は、中年になってがんや心臓発作などで死亡するリスクが減るという調査結果もある(米ヴァンダービルト大学:Sarah Nechuta女史)。

 新体力テスト・・・立ち幅跳びと上体起こしと反復横跳びと

 体育館では3種目おこなった。体育委員を中心に回る。まずは立ち幅跳びからだ。身体をバネにして水平方向にパワーを発揮しつつ、助走をつけずにその場から前方にどれくらいの距離を飛べるかを計測する。中学2年生の平均は、男子で197cm、女子で170cmである。それぐらいの身長があれば運動に有利だなとおもいつつ、腕を振る。思い切り良く手を振り、膝を曲げせーのと軽くしゃがんで両手を振り子のよう2、3度振ってから、えい!と跳ぶと距離が伸びる。上体起こしは30秒で何回腹筋ができるか?反復横跳びは20秒の間に何回3本の線モップかけをまたぐか?を数える。特に反復横跳びは重心を低く保ち、内側の足のつま先はちょっと中央ラインに向けると記録がのばせる。・・・新体力テストの結果は人それぞれだが、適度な運動は汗をかき新陳代謝を促した。

 反復横跳び担当教諭 「体育委員を中心に一生懸命取り組んでいました。計測の合間に、反復横跳びのラインを中心に滑り止めの液をまきモップで拭き取りました(右写真)。そうすると体シューがキュキュッと鳴り、危険防止にもつながりますから。」

起き上がりまたいで跳んでお茶飲んで