学力向上タイトル 「新体力テストの目的は子どもの体力向上

千里 九「体力の向上には、保健体育の授業における振り返りの習慣化が大切である。」

ハンドボール より遠くへ

 50m走スタート

握力計

ハンドボール投げ(写真1)

50m走(写真2)

握力(写真3)

 文科省によると新体力テストの目的は、子どもの体力が低下している状況にかんがみ、国が全国的な子どもの体力の状況を把握・分析することにより、子どもの体力の向上に係る施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとあります。さて、昨日は新体力テスト(スポーツテスト)の日でした。運動場でお日様が輝き見守る中、九中生が”投げて、走って、握って”輝いていました。新体力テスト

 心技体・・・体力を測定 

 柔道や剣道、お相撲などで勝つために必要なものは?と問われたとき、その答えは「心・技・体」という言葉がよく使われる。「こころ」と「ぎじゅつ」と「からだ」だ。この全てのバランスが整ったとき人は最大限の力が発揮できるという・・・。そういえば、体力と技術力が優っていても気持ちで負けているとスポーツ選手はなかなか勝てない。優勝候補であっても大舞台になると実力を出し切れない、緊張してメンタル弱いなぁと言われる選手がいる。

 だがエンゼルスの大谷翔平投手は違うようだ。日本時間14日に本拠地のツインズ戦で先発し今季2度目の2ケタとなる11奪三振をマークした。大リーガーをむこうにまわしバッタ、バッターと三振を奪う。あっぱれ。体力&技術力に気持ちが伴っての結果は誰もが賞賛するしかない。さて、大谷選手を目指して欲しい九中生の第一歩は?心技体を鍛えるのだがその中でも中学生活はまず「体」からだ。今日は自分の体力を知る。えー体育は苦手だから・・・そんなことはありません。”「自信がないからやめよう」じゃなくて「自信をつけるためにやろう」(吉岡秀人)”それが新体力テストの目的である。

 新体力テスト・・・ハンドボール投げと50m走と握力

 運動場では3種目をおこなう。体育委員を中心に回った。まずはハンドボール投げから(写真1)。直径2mの円の中に立ち、ステップを踏み決められた方向(30度)にハンドボールを投げる。円周の線を投げるときや投げた後に踏みこえたら、ファール!!の声がとぶ。試技は2回、良い方を記録として採用する。2回ともファールになると・・泣きの1回が入った。ふだん扱い慣れていない外周54~56cm、重さ325~375gのハンドボールを投げるのは結構難しい。投げた。中学校2年男子の平均は約20m、女子は約13mだ。遠くへ投げようが手前にぽとんであろうがあまり記録にこだわらない。※雲煙過眼(うんえんかがん)の境地に達っするにはまだはやい。2種目目の50m走は、スタートが全てと言っても過言ではない。スターター「位置についてよーい どん!」大きな声で合図する(写真2)。スタートダッシュから中間疾走、そしてラストスパートと全員が全力で走り切った。計測タイムが次々記録されていく。3種目目は握力。握力計を握った。力をふりしぼる。ぐっと伸びた。1年前より記録が伸びた(写真3)。力も学力も伸びる時期がくる。体や頭を動かし続けることで自信がつく。まずは「自信をつけるためにやろう」。 ※雲煙過眼:ものごとに深く執着しない

走れ跳べ投げて握ってお茶飲んで