学力向上タイトル   初めての ちゅうかんテスト 

千里 九「2,3年生のみなさん、お久しぶり。1年生のみなさんはじめまして。千里 九(せんり きゅう)です。九中生のみなさんが、学習をがんばり、学力がついていくことを願い『千里九学力』が2年目を迎えます。今年も、学習に役立ついろいろな情報を発信していきますので、お家の方と一緒にどうぞ。」

~~ 1年 なんだ これは。 ~~ 中間テスト

 なんや知らないものが(始・初・恥)1まった・・・なんだ、これは。1年生にとっては(始・初・恥)めての中間テストだった。さて、ここで問題である。

問い 下線部1、下線部2の「はじ」正しい漢字を選びなさい。「始」とは、はじまった、スタートしたと言う意味である。「初」とは、経験したことのない、全くはじめてのことを言う。「恥」は恥ずかしくて言えない。

 正解は、下線部1が「」、下線部2は、1年生にとってはじめての中間テストだから「」が正解である。

 中学生にならないと経験できないめての定期テストが、昨日、今日とあった。お家の方や先生からいろいろ言われたとしても、未経験のしろものである。準備万端 完璧だ。と迎えた人はほとんどいなかったかも知れぬ。

 1日目、1時間目のテストがまった。国語に打ちひしがれる。大問1漢字はいけると思いきや、大問2の詩 表現技法てなんだっけ。と考えているうちに後半の読み取り問題だ。「話し方はどうかな」「遠い山脈」は確か授業でやったはず・・・と思っているうちにテストが終了してしまった。気をとりなおして、社会だ。問題量(約70問)に圧倒される。うふふと技術家庭科で一日目が過ぎていった。

 2日目、運をつかめ。数学だった。おー解ける、解ける。おれ全問正解ちゃうかと鉛筆を走らせる。2時間目の理科は時の流れが遅い。できたか、できなかったかわからんが最後までたどりつき放心する。大丈夫だ。後一つ。がんばれおれ。3時間目は英語。リスニングはビートルズのHello Goodbye♪ではじまった。世代を超え耳に心地よい。

 You say yes, I say no You say stop and I say go, go, go Oh, no
 You say goodbye and I say hello Hello, hello
 I don't know why you say goodbye
 I say hello Hello, hello I don't know why you say goodbye~♪

 僕は、ハロー ハロー なのに君はさようならかい・・・ 僕は正解を追い求めてるのに、なのに答えは goodbye~♪そんなことはありません。さすが1年生。ブロック体を丁寧に書いている。リスニングの速さに驚きつつも、耳を傾ける。あちらの方の発音を聞いて、正しく選択する。名前はエリザベスだった。得意な教科は、数学。好きなものは漫画、出身はカナダ・・・が正解だった。電話番号の聞き取りは難しかったかも。終わった。テストも今日でHello,グッドバイ!1年生、やりきった感はあったようだ。明日の授業で、もう結果が却ってくる。スタートラインはそこからだ。がんばれ1年生。

 テストは普段の積み重ねと人は言うが、テストで必死になることで記憶が定着する。特殊な場面に慣れることで力も発揮できる。だからナデシコも優勝した。社会の1番は国名を答える問題が20問あった。これからもおつきあいしていく国名である。なら、今自分のものにしよう。数学、できた!できた!そんなに甘くない。ケアレスミスをしていることを、あなたは、まだ知らない。

 九中生は終わった!終わった!と雨上がりのクラブに駆けだした。できた人はもちろん、できなかったなと気づいた今が始めるチャンスである。できなかったのは恥ではない。始めないのが恥なのだ。勉強時間をゼロにしないことが、明日の学力向上につながる。 

勉強時間をゼロにしない。

千里 九