学力向上タイトル Every man's neighbour is his looking-glass. 隣人は鏡だ。

千里 九「大地讃頌はズンジャンジャンジャンジャンジャははなーるー…」前奏の勢いにのって入るのがコツだ。」

4人机

準備運動

大地讃頌

音楽は4人で班編制(写真1) 

大地讃頌 準備運動(写真2) 

大地讃頌 歌詞(写真3) 

 「魅力ある授業の創造」は本校の研究主題でもあります。今日は九中の卒業生が来校しました。大学院で音楽を専攻している先輩が九中を訪ねての授業参観です。合唱コンクールに向け自信を持って《大地讃頌》を練習している3年生・・・その様子をたっぷりと見学していただきました。全体練習

 隣人は鏡だ

 学習指導要領改訂に向け学習指導部が提案しているのが「協働学習」である。「協働学習」を1年間のカリキュラムの中に取り入れようと方法やスキルを研究しているのだ。音楽科では、基本4人班の学習を基本とし協働学習を随時取り入れていた。 Every man's neighbour is his looking-glass. 隣人は鏡だ。つまり、良いところは「わがふり見て人のふり真似る」また、「人のふり見てわが振り直す」ところもあるだろう。さて、この時期の3年生音楽の授業といえば”合唱”である。理由は卒業前に合唱コンクールがあるから。もちろんテストもある。今日の授業は「笛のテスト、合唱のテストに向けて邁進する」だった(写真右上)。大学院生は(青・生・声)学を専攻しており、今日の授業は大いに参考になったに違いない。

 友達は鏡だ  3年1組音楽の授業は真剣にリコーダーから。1組はとてもお"リコーダー"った。リコーダーではレ・ミゼラブルの”民衆の歌”という難曲に挑戦した。難しい音の確認を全員でするのだが4人班(写真1)であることを有効活用し、お互いが出来ているかをチェックする。感心、感心。テスト前の最終確認も"関心"を持って聞いた。

 リコーダーもさることながら歌のテストも迫っている。曲は、合唱コンクールの課題曲でもある「大地讃頌」だ。4パートに分かれて2学期から練習してきた曲を、テストでは一人で歌うことになる。まず肝心なのは出だしだ。みんなで歌うのでも、なかなか出だしのタイミングに遅れず入るのは難しいのだが、1人となるとなおのこと。「ズンジャンジャンジャンジャンジャははなーるー…」前奏の勢いにのって入るのがコツだ。だが気をつけて。みんなと一緒なら歌えるけど・・・ソロで歌うとなると気もそぞろ、緊張もする。前日はお風呂で歌っておくのがいいかもしれない。 1組は合掌隊形に並んだ。声と体の準備運動から始まった。「伸びをして~(写真2)」、四十肩でない十代肩はすっと天井を向き腕あがる。うらやましい。さて、声の準備も整いひととおり歌う。先生が的確に注意点を確認した後はラジカセを持ちパート練習に移った。Every student's freind neighbour is his looking-glass.隣の生徒は鏡だ。「他人の声聞いてわが声見直す」再び全体合唱に移った。女子の声は美しく男子は変声期を終え声量が安定している。大学院生はその様子をメモしていった(写真3)。 

 大学院生「私が受けた音楽の授業ではなかった光景が随所に見られました。4人班もそうですし。合唱練習の前には、しっかり発声練習をし伸びが行われます。先生は目線、口の形、姿勢などと指示を的確に出されていました。やはり中学生には出来ていない点や改善する点をはっきりとわかりやすく伝えないと、なかなか理解できないことを実感しました。逆に、明確に指示すればすぐに変わるということも見てとれました。今日はありがとうございました。」

  はなまる日 ははなる大地 合唱コン