学力向上タイトル 袈裟固め 一緒に学ぶ 友がいる

千里 九「名言:最初はただの物真似でも、何度も繰り返すうちに自分の形になっていくものです(吉田秀彦)。」

 柔道 審判の合図

協働学習 

 柔道 はじめます。 

研究授業 審判の仕方  (写真1)

研究授業 協働学習(写真2)

研究授業 2年柔道(写真3)

 「魅力ある授業の創造」は本校の研究主題でもあります。学習指導部ではそのために、新学習指導要領の考え方を参考に、「主体的・対話的で深い学び」として「協働学習」をすべての教科で実施していきましょうと旗を振っています。12月にして、「こんなに暑くていいの」という気候のなか、おとなりの中学校の体育の先生にも来ていただき、教員の相互交流と学習の場、生徒理解を深める場として研究授業を実施しました。研究授業 「柔道」

 武道必修(柔道) 今、中学校保健体育の授業では”武道”が必修となっている。文科省HPによると「・・・武道は、武技、武術などから発生した我が国固有の文化であり、相手の動きに応じて、基本動作や基本となる技を身に付け、相手を攻撃したり相手の技を防御したりすることによって、勝敗を競い合う楽しさや喜びを味わうことができる運動です・・・。」種目は学校ごとに決めてよく、柔道、剣道、相撲などがある。本校では柔道を選択している。そして課題探求型の「柔道」に取り組んだ(左写真)。

 研究授業 年保健体育  柔のツボ 友と友に 押さえ込み~

 今回はミドルリーダーの域に達した保健体育の先生が畳の上に立つ。指導単元は「柔道」である。 目標は、”審判をきちんと行うことができる” 、”お互いの攻防から固め技に入ったり、固め技から逃れたりすることができる”等である。早く来た人から手際よく柔道着を着て畳の準備、怪我が怖いので念入りに準備運動・柔軟運動、受け身の練習をおこなった。ウォーミングアップは、体育委員中心だ。「隊形に開け。」全員で「おう!」、柔道は「おう」が似合う。柔道王をめざし授業が始まった。受け身の練習では「しっかり腕をたたく」「おへそをみて!あごを引いてたてに回る」と声をかけた。上手くたてに回った生徒には、「かたちが良かった」「それでいい」とアドバイスをおくる教科担当者の姿があった。

 今日は待ちに待った試合をおこなう日だ。生徒達も気合い十分。長座の姿勢から背中合わせで開始する。試合時間は1分間 、抑え込み時間の確認はしっかりしておこう。「※有効」:10秒以上15秒未満 「技あり」:15秒以上20秒未満だ。一本取るには20秒以上が必要である(写真1)。役割を決めた(写真2)。試合者、審判以外の生徒(記録係・計時係)は畳などが動かないように押さえることも指示する。怪我のないよう安全への配慮をおこたらない。試合開始(あちらこちらで袈裟固めの花が咲く)審判は?自信のない動きだ。抑え込みに入ると「1・2・3・・・」とグループのメンバーがカウント!グループみんなで協力しようとする姿が随所に見られた。試合後の意見交流「積極的に技をかけることが大切だ」「攻めても逃げられた」「体格差があるとしんどい」「押さえ込むのは大変!」生徒達は相手を攻撃したり相手の技を防御したりすることによって、勝敗を競い合う楽しさや喜びを味わったようだ。 礼!授業は終わった(写真3)。※有効は現在ルールにはないが、教科書どおりのルールで授業はおこなっている。

 他校の保健体育科教諭「初めての簡易試合ということで、ルールや審判の方法等の説明を、どのグループも真剣に聞いていました。膝立ち(立ってはいけないルール)のためなかなか力が入りにくいのですが、それでもなんとか相手をねじ伏せようと全力で組み合っています。1分間の対戦でも白熱した試合展開に、「疲れた~」の声も。各グループでの反省・感想も、全力で戦ったからこその色々な意見が出ていたようでした。みんなが集中して取り組んでいた、とってもいい授業でしたね。試合は初めてなのに、1時間でこれだけできることに驚きました。九中生はすごい!」

膝立ちで 協働学習 共同す