学力向上タイトル 言語活動の充実 ここは漢字  

千里 九漢字は、現代も使われ続けている文字の中で最も古い。その数は10万文字を超えるとか。英語ならたったの26文字だ。中学・高校の教科書にでてくる漢字の数でさえ1945字もある。まいったなぁ。おてあげ、終戦・・・は1945年だ。」 

 漢字対決~感じいい授業 漢字~  

 "kanji "

 新聞やテレビのニュースで使われる漢字は、基本的に常用漢字表(1945字)の範囲で使われます。大人なら、字種として3千字、音読み・訓読みになると1万ぐらいになるとも・・・漢字は本当に奧が深いのです。

前期入試の日

 今日は、3年生の2/3の生徒がいない。入試だ。教科担任として3年生の授業を進めるわけにはいかない。そこで、3限目の3組、4組は漢字のお勉強となった。
 ただ漢字の書き取りをするだけでは、つまらない。自分で考え、おおそうだったのかよ。と漢字の力が身につく方法はないものかと教科担任は考えた。漢字対決はどうだ。興味関心を持たせつつ、力をつける。こうして、3組と4組は合体し教室の左右に別れた(上写真)。それでも普段の一クラスより少なかった。

対戦開始 回戦 難読漢字を読もう。雲雀・・・くもすずめではない、ひばりだ。百舌・・・ひゃくした?違う、もずだ。蚯蚓・・・まったく読めん。おー、おたくは、みみずだったか。もう会うこともないだろう。金剛石・・ここではこんごうせきとは読まんだろうな、たぶん。正解はダイヤモンド!ダイヤモンドだね~♪

 「金剛石」といえば明治天皇の皇后の詠まれた歌のタイトルが「金剛石」だった。調べてみた。金剛石も、磨かずば、玉の光は 沿わざらん。人も、学びて 後にこそ、まことの徳は 現るれ。時計のはりの 絶間なく
めぐるがごとく、時の間も、光陰(ひかげ)惜(おし)みて 励(はげ)みなば、いかなる業(わざ)か ならざらん。
平成の人々には難しい歌である。ダイヤの石も磨かないと美しい輝きが出ない。そして磨くためには絶え間ない努力が欠かせない・・・といった内容である。今、3年生は努力している。いっぱい努力した対決は、3組が30-31と4組を一歩リードした。

2回戦は同じ部首さがし  探した。3組 21―19 4組 が1ポイント逆転する。
3回戦はひとり一画を書き足し5画以上の漢字をいくつ完成させる 競った。もちろん、ここでも互角の戦いをくりひろげた。3組 9―7 4組 3組が再度逆転する。戦いは白熱し4組も3組も本気になった。 
最終戦は、熟語しりとり ひとりの生徒が、漢字ひと文字を黒板に書く。次の人がその下に熟語となる文字を書き連ねていく。

 国語の先生がファインプレーな字だと判断した熟語はポイントが2倍となる。3倍になる熟語も。同じ漢字を使えばポイントにならない。4組の最初の生徒・・・「文」と書いた。次!「書」次の人は「体」次は「育」「成」「長」「所」j熟語しりとり「有」と連ねる。・・・「後」書いた生徒の後ろからアドバイスはありである。「後退のたいや。」「体?」 引退の「退」。あっ、そっか。「退」をしっかりと書く。4組は退かないぞ!声援がとぶ。教科担任「助け合うねんで。後2分!」 
しりとり漢字は続く。数・学・校・舎・人・間・接・近・海・月・・・・チーンが鳴り判定となった(右写真)。 完成した熟語の数を数えた。学校・校舎・舎人???なんて読むの?教室はそんな熟語あるの?に包まれた。書いた生徒が一言「とねり」。教科担当「お!そのとおり」天武天皇の息子が舎人親王(とねりしんのう)なのだ。で、花丸!ファインプレーな熟語で○が三個ついた。4組陣営が沸き3ポイント獲得した。海月の文字??これは?教科担当「これは、くらげやね。これは○ふたつ」ファインプレーな文字で2ポイント獲得だ。結果は・・・3組は43ポイント 4組は47ポイントだった。結構な漢字をまなんだ。ひらめいたいい感じの授業は終わった。勝っても負けても・・・。  

我が漢字に一片の悔い無し

参考 ラオウ さん