学力向上タイトル 「人口膾炙とボレルミドルスクールと音楽交流

千里 九「同時通訳をする人の頭の中は、どうなっているのだろう?右半分が英語で、左半分が日本語で行き来しているのだろうか?同時通訳の方はすごい。それは、人口(じんこう)に膾炙(かいしゃ)している真実である。」

 ボレル3

ボレル2 

 ボレル1

こなた吹奏楽の先生(写真1)

かなた音楽の先生(写真2)

終始なごやか日米友好 (写真3)

  ボレル4~ 国際会議3 ~  

 Borel Middle Schoolと九中は昨年の夏、姉妹校の契りを結んでいることは、九中では、もはやコモンセンス(常識)です。今朝は、吹奏楽顧問、数学センス抜群!の安井先生に登場していただき、第3回LIVE国際ネット会議をおこないました。今、Borel Middle Schoolでは、来年の秋、豊中市教育委員会と連携し、渡日する計画を練っています。その時、九中と音楽交流が出来たらいいのにな。ということで、言葉の壁を越え、電波は国境を越え、音楽について意見交換をしたのです(左写真)。

 同時通訳の中にサンマテオ こなた吹奏楽部の顧問の安井先生(写真1)、かなた音楽の先生(写真2)だ。英語の先生に同席していただくも、意思疎通するには、同時通訳の人がかかせない。あちらの質問(英語)をよどみなく、こちらに日本語で伝え、こちらの返答(日本語)を英語に変換し、会議をすすめていく。突然だが、1853年日米和親条約を結ぶとしよう。中学社会歴史的分野の教科書では、「ペリーは再び、江戸湾に来校し、回答をせまりました。幕府は、やむをえず日米和親条約を結び、下田・函館の2港を開き・・・」と記述されているが、当時の人達は、お互い「はー?」の嵐だっただろう。ペリーが連れてきたウィリアムズという通訳者は、「自身の日本語はそのレベルには無い」とこれを辞退したとか。日本語は難しい。条約を締結する時には、日米両国の言葉で専門用語を知っておかないといけないし、気分を害するようなストレートな発言がとびだしたら、これ言ったらだめだろうな?とカーブに言い換える技術も必要だろう。同時通訳は大変なのだ。

 日本時間12月5日(金)午前8時30分。 吹奏楽の先生とBorelの音楽の先生がつながる。吹奏楽の安井先生は、数学の先生である。Of course!もちろん、英語は苦手である。Borel:You're the band director? I met you when I was there in April.  Nice to see you again.(バンドの指揮者はあなたですね?4月にお会いしましたね。またお会いできて嬉しいです。) 九中:Yes,nice meet you.この後は、同時通訳のケイラーさんが、流暢にお互いの会話をつたえる。しかも音楽は、万国共通、 NO PROBLEMだった。以下 9 : 学校長、B: Borel

 10月にBorelの生徒達が、大勢日本にやってくる。その時音楽交流をしよう、が決まった。9「・・・来ていただく頃、日本は秋です。紅葉がとてもきれいです。」B「?」紅葉が伝わらない。教頭先生が、和製英語で説明する。「イエロー!グリーン!レッド!ぐらでーション ベリー びゅうちふる。」気持ちは伝わったようだ。B「他に花はありますか。」9「その時期は、菊が咲いています。」通訳ケビンさん「えーー。菊って何だっけ?」目の前のスマホに手が伸び操作すると同時に「a ・・・chrysanthemum」と答える。かなりな同時通訳の力だ。「chrysanthemum」どう発音するかもわからないタンゴが飛び出ししても、ケイラーさんの頭は踊らない。混乱しない。日米双方に違和感なく会議は進んだ(写真3 )。9「来られた時は、できるだけ、九中生と一緒に、日本の中学校を体験して欲しいと思います。」B「Of course!We're expecting that.(もちろん、私達は、それを期待しています。)」もちろん、Of course!だけが聞き取れた。

有朋 自十月来 不亦楽乎⇒  朋有り、10月より来たる 亦た楽しからずや

2015年10月14日(水)~20日(火)ホームステイ先募集します!詳細は後日。