学力向上タイトル 理科:日々の生活のなかで科学的に考えを養う教科

千里 九「ダイコンは煮ても焼いても生で食べようとも、消化が良いので食当たりをしない野菜である・・・。

山と積まれた副教材 

買ったら記名 

 理科 学習の整理

副教材販売(写真1)

買ったら記名 副教材 (写真2)

理科&学習の整理(写真3)

  今週の木金は副教材販売です。購買部前には山と積まれた副教材が用意され(写真1)、8時過ぎから長蛇の列ができ九中生が次々と副教材を購入し腕に抱えてHRへと向かいました(写真2)。生徒達の手に渡った副教材は教科書に掲載されていない練習問題や、教科書の補足として用いられます。副教材販売

 副教材 理科 ”学習の整理” 

 山と積まれた副教材が減っていく。「副教材は1冊1冊に記名をしようね」と先生方が交通整理をしつつ声かけをする(左写真)。名前がなければ皆同じ本、もしなくなった時も名前が書いてあれば持ち主のところに戻ってくる可能性があるからである。

 さて、副教材は使ってこそ意味がある。活用してこそ力がつく。昨年は副教材「国語便覧」を紹介した。今年は理科の副教材を紹介したい。”学習整理(学宝社)”である。そこで1年理科”学習整理(写真3)”を開いた。目にとびこんだのが10ページ”学びを活かそう”のダイコンであった。頭を整理して考えたい。”学びを活かそう”では、単元ごとに学んだ後の応用問題で「生活の中に応用が出来るぞ」、という問題を取り扱ってくれている。ここでは2章・・・根のつくりとはたらき 茎のつくりとはたらき 葉のつくり をひとおとり学んだ後の問いについて考えた。まずダイコンには髭(ひげ)が生えている(驚愕・共学・教学)の事実を知った。 

 学びを活かそう 理科の種 身の回りにも 溢れてる 

 ダイコンの体には、葉・茎・根の区別がある。(1)ダイコンの根から伸びているひげのようなものは、側根とひげ根のどちらか?(2)(1)のように考えた理由を説明しなさい。

 ひげのようなということは実は髭ではなかったのだ。ダイコンの名前の由来は、大きな根を意味する大根(おおね)からきている。ダイ”コン”は大きな根っこだったか。ダイコンの茎から伸びる太い根が主根(食べるところ)で、そこから伸びて枝分かれした根(ひげに見えるところ)がある。なのでこれは側根という。学んでいた。・・・余談であるがおでんのダイコンは本当に美味しい。ダイコンは生でも煮ても焼いても消化が良く食当たりしない。そこから何をやっても当たらない役者を「大根役者」と呼ぶのだが、1年生の手に渡った副教材はこれからの学びに活きる。”当たり前”だと思っている場面において、科学的に疑問がわき考える力に”当たる”こともある。なので副教材はダイコン役者にはならない。

 理科担当者理科は、身のまわりの自然事象を科学的に考える力を養う教科です。教科書に書いてあることを丸暗記するのでは力は伸びません。日々の生活の中でおこる事象を学習した内容とむすびつけて考える。当たり前だと思っていること・・・たとえば朝鏡を見て身だしなみをチェックしたりすると思うのですが、鏡に自分が映ることと1年生で学習した光の反射を関連付けて考えることができれば、それが理科学習への興味関心につながりますし、既習事項の復習にもなるのです。学習した内容は必ず、毎日身のまわりにある事象としてあふれています(評価説明会より)」。

一年せ せっせと肥やせ 大きな根